実際にマウントしたリバーサルフィルムをスキャンしてみます。
1976年の9月に撮影したものです。実に43年前です。
劣化(退色・カビ)してます。
BKTで -0.7 0.0 +0.7 の三段階で撮影いたしました。
ファインダーで確認できるのでこんなには傾くことはありません。
(ラフに撮っても1度未満です。)
次の段階の傾きを補整する説明用に意識しての撮影です。
Photoshopで適当な画(0.0を選択)を開きます。
Photoshopのツールボックス/スポイトツールをクリックしてものさしツール(バージョンによっては他のところにあるかもしれません。)を選択。
画像の上下左右どこでも宜しいですから枠部分をクリック&ドラッグ。
イメージ/画像の回転/角度入力(A) 数値はそのままで OKをクリック。
傾きを補整した画を切り抜きツールで不要な部分を落とします。
切り抜いた結果が↑ カビ、ゴミをレタッチで処理
主にスポット修復ブラシツールとコピースタンプツールを使用いたしました。
何とか、カビとゴミは目立たなくなりました。
ざっと調整 空の色、岩肌の色、海の色、植物の色も許容の範囲にありません。
チャンネルごとに調整、だいぶ観られるようになりました。
フィルムがもう少し新しく劣化が進んでいない画でしたらかなりのレベルで再現できます。