ロープの端末を切りっぱなしにしておきますとほつれて来ます。
それを防ぐためのほつれ止めです。
テープで捲いておく。簡単ですが一時しのぎと思った方が宜しいです。
化学繊維のロープならばライターなどで熱を加えると宜しいです。
しかし熱処理は棉ロープや麻ロープなどの天然繊維には用いることはできません。
写真の上の端末のように糸で処理をする方法もありますが面倒です。他の材料を必要としない端末処理があります。
アイスプライスと同様に三つのストランドに分けます。
面倒なのでテープでの端留めはいたしません。
必要以上にストランドを弄りまわさなければ大丈夫です。
まずはクラウンノット。
多種のクラウンノットがありますが三撚りロープは最も簡単なクラウンです。
※我が町の年老いた漁師はこの状態を「へーの頭」と呼んでます。「ヘー」は蠅のことです。
仮止めでしたらここまででも宜しいですが・・・
もう少し処理をした方が宜しいです。
その先はアイスプライスと同様に三本のストランドを三回処理
完成です。
その後必要に応じて他のロープを繋ぎたくなりましたら一端戻して
ショートスプライスとかロングスプライスなどで延長することも容易にできます。