レギュラー8の映写機です。
昭和29年(1954)に戦後初の国産8mm映写機です。
詳しい情報をと検索をいたしましてもオークションサイトが殆どなので
数日前に撮影したときの記憶で記すことにいたします。
本体はほぼ金属製。ずっしりと重いです。
プラスチックは殆ど使われてません。
ケースです。かなりしっかりしてます。
レバー(矢印)を倒して持ち上げると映写角度が調整できます。
いかにも『機械』です。重厚さを感じます。上映しなくてもマニアックなインテリアには最適?かと。
サイドカバーを外してみました。
リールを回転させるためのベルトは金属製です。
本体下部左のコンセントは室内光用です。たぶん当時は部屋のコンセントに限りがあった為でしょう。
右側の丸型がAC入力用です。
この当時は『IC』とか『LSI』とかはまだまだ先の話で からくり・機械仕掛けですネ。
1 モータースイッチ 2 映写ランプスイッチ モータースピード調節ダイアル
4 正逆転クラッチレバー 5 室内灯コントロールダイアル
6 映写ランプ(Philips製・型番を控えてきたがメモが見つからない) そのうち手に入らなくなるからと予備のランプもありました。
矢印に沿ってフィルムを送ります。
このサイドカバーを外すとシャッターが視えたのですが撮影するのを忘れました。
リールを取り付けるアームは可倒式で収納時にはコンパクトに納められます。
電源を入れましたら映写可能でした。
そのほか一齣映写も可能。
またアダプターでアナモルフィックレンズも取り付け可能だったらしいです。
※アナモルフィックレンズとは 画面の横方向を1/2に圧縮して結像し、
ポストプロセス時や映写時にこれを2倍に戻すことで横長(2.39:1)のシネマスコープ映像を得るための特殊なレンズです。
※レギュラーエイト / ダブルエイト