いつも満天家にDVDを貸してくれていた次郎さんのお宅が火事に会い
それから、それから…月日が流れ8ヶ月が経ったのであった~
(「次郎さん」←その時のお話はコチラ~)
な・なんと次郎さん火事にあったお宅を更地にし
新たな借金をこさえて…
「2階建ての新築」を建ててしまたのである
56歳独身!88歳の父親と二人暮らし~
あっぱれ!
っと言うわけで~
早速お宅拝見に夫婦で押しかけて行った~(ワクワク)
あのボロ屋が…っと言っても解らないであろうが…
坂道に建ってるのかい?っと思った程に傾いでいた家が
シャキンっと真っ直ぐ建っておるのにはビックリした
外観は白く、日にあたりキラキラと光っておる
とても中年おじんと老人の二人暮らしの家とは思えん
中に入って、もっと驚いた
見事なカウンターキッチンがデーンと鎮座しておる
側面が白く、扉が黒いガラスになっているシステムキッチンが
床から天井までキッチリとハマリ
蛇口も水道と浄水器付きのフタクチ
十分二人で洗い物が出来る広さの流し台なのである
口の悪い我ら夫婦は思わず
「パスポートが必要な若い嫁でも貰ったのかい?」っと
言ってしまったほどである
っと言うのも…この親子
多分…母上が亡くなってから十数年、
メシなぞ一回も作った事がないからである
近所で買って来た弁当を電子レンジでチンするのが関の山
案の定、床から天井まである食器棚の中もガラガラであった
以前に遊びに行った時なんぞ
神戸の大震災にヒントを得たとか言って
使う皿すべてにラップが張ってあった。
本人はいたく真面目に、
「洗わないで済むっという事は、水道代の節約になり
尚且つ地球に優しいということだ~」っと言っておったが
その場に居た全員が
「地球には優しいが自分には甘いっちゅ~事だろう」っと
彼のものぐささを笑ったものである
無用の長物を見学した後、
中年おじんの彼は我々を風呂場へといざなった
扉を開けて驚いたのは
正面に体全身が写る鏡があったことである
我が家の風呂場なんぞ扉を開けると下半身しか映らん小さな鏡が
下の方にチンマリとあるだけである
座って顔が映れば十分であろう鏡を
なぜにこの中年おじんは全身サイズにしたのか?
これは未だにナゾである
その横には大人が寝て入れるサイズの湯船が
中年太りの女体体型で赤紫に横たわり
その正面には壁にハメコミ型のTVが設置され
湯船サイドにはジェットバスの噴出口まで付いておった~
なんとも羨ましい風呂場である
が…あくまでココを使うのは…
中年おじんと老人である
さて、とっておきのスゴイのがあるっと
彼が我々夫婦を次に誘った場所は「トイレ」であった
彼の意に反し、トイレの扉を開け中を覗き込んでも
これと言った感動のない普通のトイレに見えたのだが
「フフフフフ」っと不気味な笑を浮かべながら
彼が一歩トイレの中に足を踏み入れると
トイレの蓋が自動的にフワ~っと開きだしたのである
最近こんなトイレがあるとは聞いていたが
見たのは始めてであったので
我ら夫婦は驚嘆の声をあげた
50歳目前の中年女と
60歳目前の中年男と
50歳半ばの男の3人がトイレの前で感動している光景は
めったにお目にかかれるもんじゃ~ない
が…それよりも我ら夫婦を驚かせたのは
50半ばの中年おじんの一言である
「なっ、可愛いだろ~」
可愛い?可愛いって言ったかい?ナニが?何処が?
スゴイの間違いじゃろう~っと突っ込みを入れそうになったが
黙って聞いておると…
仕事で疲れて帰って来て、トイレに入ると
フワ~っと口を開き
「お帰り~」っと言ってくれているように感じるらしい
確かに・・動きの鈍くなった88歳の父親の動くスピードよりは
トイレの蓋の動きの方が早いような気もするが・・・
さすがに口の悪い我ら夫婦も開いた口が塞がらなかった
楽しい一時を過ごし彼の家を後にしたが
帰りの車中での我ら夫婦の頭の中は
次郎さんの嫁探しの事で一杯であった~
(ガハハハハハハ)
次郎君、トイレとだけは結婚しないでくれよ~~~
それから、それから…月日が流れ8ヶ月が経ったのであった~
(「次郎さん」←その時のお話はコチラ~)
な・なんと次郎さん火事にあったお宅を更地にし
新たな借金をこさえて…
「2階建ての新築」を建ててしまたのである
56歳独身!88歳の父親と二人暮らし~
あっぱれ!
っと言うわけで~
早速お宅拝見に夫婦で押しかけて行った~(ワクワク)
あのボロ屋が…っと言っても解らないであろうが…
坂道に建ってるのかい?っと思った程に傾いでいた家が
シャキンっと真っ直ぐ建っておるのにはビックリした
外観は白く、日にあたりキラキラと光っておる
とても中年おじんと老人の二人暮らしの家とは思えん
中に入って、もっと驚いた
見事なカウンターキッチンがデーンと鎮座しておる
側面が白く、扉が黒いガラスになっているシステムキッチンが
床から天井までキッチリとハマリ
蛇口も水道と浄水器付きのフタクチ
十分二人で洗い物が出来る広さの流し台なのである
口の悪い我ら夫婦は思わず
「パスポートが必要な若い嫁でも貰ったのかい?」っと
言ってしまったほどである
っと言うのも…この親子
多分…母上が亡くなってから十数年、
メシなぞ一回も作った事がないからである
近所で買って来た弁当を電子レンジでチンするのが関の山
案の定、床から天井まである食器棚の中もガラガラであった
以前に遊びに行った時なんぞ
神戸の大震災にヒントを得たとか言って
使う皿すべてにラップが張ってあった。
本人はいたく真面目に、
「洗わないで済むっという事は、水道代の節約になり
尚且つ地球に優しいということだ~」っと言っておったが
その場に居た全員が
「地球には優しいが自分には甘いっちゅ~事だろう」っと
彼のものぐささを笑ったものである
無用の長物を見学した後、
中年おじんの彼は我々を風呂場へといざなった
扉を開けて驚いたのは
正面に体全身が写る鏡があったことである
我が家の風呂場なんぞ扉を開けると下半身しか映らん小さな鏡が
下の方にチンマリとあるだけである
座って顔が映れば十分であろう鏡を
なぜにこの中年おじんは全身サイズにしたのか?
これは未だにナゾである
その横には大人が寝て入れるサイズの湯船が
中年太りの女体体型で赤紫に横たわり
その正面には壁にハメコミ型のTVが設置され
湯船サイドにはジェットバスの噴出口まで付いておった~
なんとも羨ましい風呂場である
が…あくまでココを使うのは…
中年おじんと老人である
さて、とっておきのスゴイのがあるっと
彼が我々夫婦を次に誘った場所は「トイレ」であった
彼の意に反し、トイレの扉を開け中を覗き込んでも
これと言った感動のない普通のトイレに見えたのだが
「フフフフフ」っと不気味な笑を浮かべながら
彼が一歩トイレの中に足を踏み入れると
トイレの蓋が自動的にフワ~っと開きだしたのである
最近こんなトイレがあるとは聞いていたが
見たのは始めてであったので
我ら夫婦は驚嘆の声をあげた
50歳目前の中年女と
60歳目前の中年男と
50歳半ばの男の3人がトイレの前で感動している光景は
めったにお目にかかれるもんじゃ~ない
が…それよりも我ら夫婦を驚かせたのは
50半ばの中年おじんの一言である
「なっ、可愛いだろ~」
可愛い?可愛いって言ったかい?ナニが?何処が?
スゴイの間違いじゃろう~っと突っ込みを入れそうになったが
黙って聞いておると…
仕事で疲れて帰って来て、トイレに入ると
フワ~っと口を開き
「お帰り~」っと言ってくれているように感じるらしい
確かに・・動きの鈍くなった88歳の父親の動くスピードよりは
トイレの蓋の動きの方が早いような気もするが・・・
さすがに口の悪い我ら夫婦も開いた口が塞がらなかった
楽しい一時を過ごし彼の家を後にしたが
帰りの車中での我ら夫婦の頭の中は
次郎さんの嫁探しの事で一杯であった~
(ガハハハハハハ)
次郎君、トイレとだけは結婚しないでくれよ~~~