先日の雨で我が社が水没の危機に瀕していると書いたが…
(その時の記事はコチラ)
このGW中にやっと基礎工事の手直をする運びとなった
やれやれである(笑)
私が現在勤務しているこの工場が「毒の沼地」に建設される時に
現在「ド・ケチ」の異名を欲しいままにしておる会長は社長であった
やれ雨漏りがするだとか、虫が湧くだとかこうしてブログに書いておると
ヒドイ会社じゃの~っと思われるかもしれんが
最初に社屋の図面を作る時に社長は
「夢のある社屋を作ろう!」をスローガンに
プロジェクトチームを作り、様々な社員の意見を幅広く募集しておった
MHK総合テレビ ドキュメンタリー
「プロジェクトZ」~挑戦者たち~
注:MHKとは満天・ホントに・懲りん星の略である
注;プロジェクトZとはZOOの略である
注:NHKドキュメント プロジェクトXとは何のかかわりもない(笑)
テーマ曲は「沼地の星」…出来れば「地上の星」と同じフレーズで…
風の中のすばる 沼の中の社屋
みんな何処(ドコ)へ行った
見送られることもなく
(中略)
つばめよ高い空から 教えてよ沼地の星を
つばめよ沼地の星は 今何処(ドコ)に
あるのだろう~
当時、購買部の課長であった「パーマン1号」は
社長の「夢のある社屋を作ろう」の号令のもと
プロジェクトチームの中堅として奔走していた
各部門より様々な夢のあるアイデアが集まる中
それらをどうやって実現へと向かわせるかに彼は頭を悩ませていた
大型エレベータ横に小型エレベータを設置し小型部品を速やかに各部門へ送る
社内全域にベルトコンベアーの設置
広くとった窓からは外の光が溢れ、働く社員の笑顔を照らす
そんな社屋にするために
「パーマン1号」は寝る間も惜しんで社内プレゼンの資料をまとめた
プレゼン当日、社長以下居並ぶ重役達を前に
「パーマン1号」は社員のため、そして自身のために
一つ一つのアイデアを説明していった
プレゼンが進行していくなか、社長以下重役達は
何十件もあったアイデアの殆どをコストを理由に却下していく
「そんな…コストも確かに重要だけど
本当に大事なのは、社員の笑顔のはず」
額に汗をにじませながら「パーマン1号」は必死で考えた
ここで俺がひるんでは皆の希望が水の泡となる
社長はプロジェクトチームが発足する時に皆を前にこう言った
「せっかく多大な資金を投じて社屋を作るのであるから
社員の皆さんが働くのが楽しいと思える夢のある会社を作ろうと思う」と
「パーマン1号」の脳裏にあの日のあの社長の笑顔が浮かんだ
意を決して「パーマン1号」はプレゼン最後の言葉を発する
「僕たちは夢のある会社で働きたいのです!」
一瞬、プレゼン会場は水を打ったような静けさに包まれた
と…重役の一人がおもむろに口を開く
「君、そんな
夢みたいなことを言っちゃいかんよ」
こうして「パーマン1号」は見事に撃沈し
夢は現実という檻に厳重にしまいこまれた……
当時購買部で頑張っていた「パーマン1号」は部署替えをさせられたが
今でも元気に働いている
「パーマン1号」を撃沈した重役は現在は居ない
プロジェクトに参加し現在も元気に働いているのは
「パーマン1号」と「会長」だけである
そしてコストを削減し建てられた社屋は
水没しながらも今も健在である…
夢を追いかけながら仕事に励むのは間違いではない
が、現実は厳しくコストの壁は高く立ちふさがる
上役達は口を揃えて原価の削減を言うが
彼らだって若い頃に夢を口ずさみ打ち砕かれて来たのだ
若者達よ、大いなる夢を持とう
そして数々の夢を打ち砕かれたとしても
世の中の流れに流され、現実しか見えなくなってしまった
そんな中年にならない為にも賢く夢を見続けよう
世の中には何時か叶う夢だって沢山あるのだから
プロジェクトZ~~~~~END
(続くかどうかは解らん…笑)
(その時の記事はコチラ)
このGW中にやっと基礎工事の手直をする運びとなった
やれやれである(笑)
私が現在勤務しているこの工場が「毒の沼地」に建設される時に
現在「ド・ケチ」の異名を欲しいままにしておる会長は社長であった
やれ雨漏りがするだとか、虫が湧くだとかこうしてブログに書いておると
ヒドイ会社じゃの~っと思われるかもしれんが
最初に社屋の図面を作る時に社長は
「夢のある社屋を作ろう!」をスローガンに
プロジェクトチームを作り、様々な社員の意見を幅広く募集しておった
MHK総合テレビ ドキュメンタリー
「プロジェクトZ」~挑戦者たち~
注:MHKとは満天・ホントに・懲りん星の略である
注;プロジェクトZとはZOOの略である
注:NHKドキュメント プロジェクトXとは何のかかわりもない(笑)
テーマ曲は「沼地の星」…出来れば「地上の星」と同じフレーズで…
風の中のすばる 沼の中の社屋
みんな何処(ドコ)へ行った
見送られることもなく
(中略)
つばめよ高い空から 教えてよ沼地の星を
つばめよ沼地の星は 今何処(ドコ)に
あるのだろう~
当時、購買部の課長であった「パーマン1号」は
社長の「夢のある社屋を作ろう」の号令のもと
プロジェクトチームの中堅として奔走していた
各部門より様々な夢のあるアイデアが集まる中
それらをどうやって実現へと向かわせるかに彼は頭を悩ませていた
大型エレベータ横に小型エレベータを設置し小型部品を速やかに各部門へ送る
社内全域にベルトコンベアーの設置
広くとった窓からは外の光が溢れ、働く社員の笑顔を照らす
そんな社屋にするために
「パーマン1号」は寝る間も惜しんで社内プレゼンの資料をまとめた
プレゼン当日、社長以下居並ぶ重役達を前に
「パーマン1号」は社員のため、そして自身のために
一つ一つのアイデアを説明していった
プレゼンが進行していくなか、社長以下重役達は
何十件もあったアイデアの殆どをコストを理由に却下していく
「そんな…コストも確かに重要だけど
本当に大事なのは、社員の笑顔のはず」
額に汗をにじませながら「パーマン1号」は必死で考えた
ここで俺がひるんでは皆の希望が水の泡となる
社長はプロジェクトチームが発足する時に皆を前にこう言った
「せっかく多大な資金を投じて社屋を作るのであるから
社員の皆さんが働くのが楽しいと思える夢のある会社を作ろうと思う」と
「パーマン1号」の脳裏にあの日のあの社長の笑顔が浮かんだ
意を決して「パーマン1号」はプレゼン最後の言葉を発する
「僕たちは夢のある会社で働きたいのです!」
一瞬、プレゼン会場は水を打ったような静けさに包まれた
と…重役の一人がおもむろに口を開く
「君、そんな
夢みたいなことを言っちゃいかんよ」
こうして「パーマン1号」は見事に撃沈し
夢は現実という檻に厳重にしまいこまれた……
当時購買部で頑張っていた「パーマン1号」は部署替えをさせられたが
今でも元気に働いている
「パーマン1号」を撃沈した重役は現在は居ない
プロジェクトに参加し現在も元気に働いているのは
「パーマン1号」と「会長」だけである
そしてコストを削減し建てられた社屋は
水没しながらも今も健在である…
夢を追いかけながら仕事に励むのは間違いではない
が、現実は厳しくコストの壁は高く立ちふさがる
上役達は口を揃えて原価の削減を言うが
彼らだって若い頃に夢を口ずさみ打ち砕かれて来たのだ
若者達よ、大いなる夢を持とう
そして数々の夢を打ち砕かれたとしても
世の中の流れに流され、現実しか見えなくなってしまった
そんな中年にならない為にも賢く夢を見続けよう
世の中には何時か叶う夢だって沢山あるのだから
プロジェクトZ~~~~~END
(続くかどうかは解らん…笑)