飛鳥時代…574年2月7日聖徳太子誕生
622年4月8日48歳で崩御
4人の妻を持ち14人の子供に恵まれる
その14番目の娘がこの「馬屋子女王(ウマヤコノヒメミコ)」である
この漫画は白泉社発行の「LaLa」で1980年~連載された
山岸涼子作「日出処の天子」の続編である
「日出処の天子」とは厩戸王子(聖徳太子)と蘇我毛人(蘇我蝦夷)の
二人を軸に厩戸王子が摂政になるまでを描いた漫画で
発売当初は一大センセーショナルを巻き起こした
それは何故かと言うと…
山岸涼子の描いた厩戸王子が中性的で…ホモっぽかったからである(笑)
17条の憲法を制定し、日本に仏教を伝来させたと言われている人物を
妖しく艶かしく不思議な超能力を使う少年として描いたのだから
当時発売された漫画を読んで驚かなかった人は少ないと思う
「聖徳太子を侮辱している!」っと各方面からクレームが殺到し
確か新聞にもニュースにも取り上げられていた
最高に印象的だったのは…
当時入社しておった会社の部長へ奥様からお電話があり
席が側だったので聞くとはなしに聞いておると…
「なにそれ?ヒ・イズル…本屋に売ってるの?」
「漫画?どんな字を書くの?」
「火が出る?火事の火?ああ…お日様の日?」
どうやら…会社の帰りに「日出処の天子」の新刊を買ってこいっと
奥様がおっしゃっておられるらしい(アハハハハハハ)
当時、部長は55・6歳…
無事に買って帰れたのかの~~~(笑)
「馬屋子女王」は聖徳太子にソックリな肢体を持つ少女であるが
その性癖は、あまりにも違う
「絶対に世間には出すな」との聖徳太子の遺志を破ってしまった
聖徳太子一族の没落を描いた漫画である
同じく山岸涼子作の「白眼子」(ハクガンシ)である
こちらは何時も漫画をやりとりしているトミーさんにお借りした
詳しいレビューは…トミーさんが書いているので…
コチラをどうぞ~~(人のフンドシ利用中~笑)
昭和20年代~40年ごろ「運命観相家」として北海道で有名だった
「白眼子」という盲目の男性と、親とはぐれた迷子の女の子が出会い
一緒に生活し色々見聞きしたお話です
山岸涼子さんらしく少女の目を通し、感じたままを漫画に描いているので
解らない事は解らないまま、不思議な事も不思議なまま
そのままに綴られているので、かえって空恐ろしい雰囲気が漂っています(笑)
「運命観相家」とは…今流行のスピリチュアルの先駆けだと思います
江原氏に近いのかな?いや江原氏ほど太ってないです(ハハハハハ)
それにあまり長文を話さない(笑)
体は痩せていて何時も着流しを着ていて
亡くなった方の霊魂とお話しているような???
なにせ子供の目で見た状況を絵にしている訳で…詳しい事が解らない
お客さんが来て「白眼子」と同じ部屋で並んで寝る
そうするとお客さんが夢の中で会いたい人と会い、お話が出来るらしい
ただの夢と言えば夢の中の話なのだが…さて?どうでしょう(笑)
ウチの父親は「白眼子」のことを「インチキだ!」っと言ってました
しかし、父は「白眼子」と会ってはいません(笑)
当時、殆どの北海道人が「インチキ」っとウワサしていたので
それに乗っかっただけだと思います
継母さんの方は…占いが大好きでしたね~~
多分…父の浮気が頻繁だったし、継子(私)はアホだし
自身は病気がちだったしと、悩みが尽きなかったんだと思いますだ(笑)
まぁ~人は、自分ではどうしようもない悩みを抱えた時に
宗教や占いに頼る傾向があるんで
継母さんの場合は、それが顕著に現れた例と言っても良いと思います
占い師が剥製のキジが良くないと言えば捨て
変な宗教にハマっては壷を買ったり、水を買ったりやってましたから(笑)
現在もどこぞの宗教家の所に入り浸っていると聞いています
自分に対してキョーレツな自信を持っていた人で、人一倍生真面目で
人一倍努力家でもありました
なんでこういう人が、我が父のようなアンポンタンと一緒になったのか?
「愛」とは…本当に不思議なモノでございます(笑)
こういう生真面目な人は、歯車が一つ狂うと修正がききません
何でも自分で出来るのに、自分の心のケアと切り替えが出来ないのです
っと言う訳でセッセと占い師と宗教に通っておりました
ある有名な(継母さんが言うにはですが…)霊感占いのオバハンに
私も同行し占ってもらったことがあります…継母さんが驚愕したその内容とは…
この子は…
学校の勉強も出来ないし
アナタ(継母さんの事)にはイジメられ、親の愛情に恵まれず
大変不幸な星の下に生まれた子です
ですが…この子は本当は頭が良い子です
しかも、強い運を持って生まれてきています
長じれば長じるほど幸せになって行くでしょう
アナタはこの子をイジメる事をやめ、この子を大切になさい
心根の優しい子なので将来きっとアナタを助けてくれますよ
っと言われておりました…
で、この話を聞いて継母さんがとった行動は…
私に…
家庭教師をつけたのである
(ガハハハハハハハハハハ)なんか違わくないかい?(笑)
本当は頭が良いってな言葉に一るの望みをかけたらしい(アハハハハハ)
その後、イジメをやめて、大切にはされんかったので…現在、音信不通となり
助けてあげたくても助けようがない状況である(笑)
高い料金を払っても、中途半端に聞いておっては意味がないと思うがの~~
占い師のオバハンが別れ際に私にコソっと耳打ちした
「あなた、変なモノが見えるでしょう?ソレは無視しなさい
自分の心に正直に、直感を大切にして生きていきなさいね」っと言われた
私が小学生の5年生の時の出来事である
このオバハンが本物だったか、占いが当たっておったのかは解らん
しかし当時、死ぬことばかりを考えていた少女の心に
細い光が差したことは確かである
「将来、幸せになれる!」この一言で救われた子も居るのである
あなたの周りに、もし辛そうにしている子が居たら
顔や手足の小さなホクロを指差し
「このホクロは将来幸せになるホクロだよ」っと言ってあげてほしい
それだけで自分の命を絶つことから踏みとどまれる子も居るのである
あっ!また…本の紹介からズレてしまった…(笑)
ま、読後感想って事で許してくだされ~~