満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

最遊記外伝(上下巻):峰倉かずや

2011-09-07 | 漫画紹介


最遊記…西遊記とは、ちゃうんか?っと思って買ってみました(笑)
外伝なんで本編とは違うし、これだけ読んでも解らんかもしれないんだけど…
ブログ友の「けいちゃん」というオナゴが北海道から
「最遊記、ものすご~~く面白い!」っと発信するもんで…(ハハハハハ)
どれどれ?っと思ったわけ。

本書は本編の「最遊記」より遡ること5百年前の話。

舞台は神々の住まいし天界。
常に桜咲き誇る常春の世界に、岩より生まれた黄金の瞳をした少年・孫悟空が連れられて来て
その日から、悲しみの物語は静かに始まる。
咲き誇る桜の下、残るのは絶望か希望か。
『最遊記RELOAD』へと続く伝説が、約十年をかけてついに完結!!

っと解説には書いてあり、
「この結末に涙した人」や「この結末だからこそ救われた」っという人の記事を読んだ。

つまり、この始まりの書が終わりの書でもあったってことで
私しゃ、大事な部分を読まずに、いきなり終わりから読んだってことになる・・・・。

でも、なんか解らんけど面白かった(笑)
これから何かが起こりそうな予感めいた状態で本書は終わっているけれど
この本の中でなら、十分に楽しめたし理解できたと思う。

絶品だったのが、悟空が岩屋へ閉じ込められていた500年の歳月を綴った見開きページ。

4つの見開きで構成されているこのページには
岩屋に閉じ込められ、身動きできない悟空の姿が描かれている。

我らは、その動かぬ悟空の背中ごしに外の景色を眺めている。
動かぬ悟空。移ろいゆく四季。静と動。生と死。
諸行無常を見事に表していると感じた。

私しゃ、このページを開いた瞬間、音が消え、変わりに風と季節の香りを感じた。

500年も岩屋に放置されていた悟空も辛いだろうが…
逆に短い人の一生を痛切に感じてしもうた。
何もしなくても、季節は移ろい時は流れていくのだの
そうして死んでいくのだとしたら、それはとても辛く悲しい。

とはいえ、何をどうして良いのやらが解らん(笑)
せめて、自身の運命に流されずにシッカリと生きていかねば。
そうしなければ、先に短い人生に終わりを告げた者達に顔向けが出来ない。


さて、私が初めて孫悟空と出合ったのは学校の図書館で読んだ本が始まりなのだが
その後テレビで、ザ・ドリフターズが声の出演をした人形劇「飛べ孫悟空」と出会う

いかりやさんの顔に良く似た、下唇の飛び出た三蔵法師が好きでの~(ハハハハ)
孫悟空やその他のメンバーもドリフの面々の顔を似せた人形を使っておったのだが
孫悟空に出演人数は4人、ドリフは5人なもんで
加藤茶だけが酔っ払いオヤジの姿で「カトー」と名乗っていたのが面白かったな~

♪ニンニキニキニキ ニンニキニキニキ ニシンが三蔵

この歌のニシンの所は本当は「西」っと言っておったらしいのだ。
道産子だった私は、ズ~っと「ニシン」と思って歌っておった(ガハハハハ)


その次に孫悟空と出会ったのは、堺正明さんが悟空を演じた「西遊記」
夏目雅子さんが三蔵法師を演じたのはセンセーショナルでの
美人はツルッパゲになっても美人なんだの~っと感心して見ておった(アハハハハ)

ほいでそれから漫画「ドラゴンボール」と出会う

こうして考えると孫悟空という話は、色々なバージョンに変化しつつも
忘れかけた頃に、誰かがまたポツンとお話として持ってくるようだ。
私が見ていないだけで、もっともっと沢山のお話があるのかもしれんしの。

っという事で、漫画も本も映画も沢山見たり読んだりしておるんだが
なかなかレビュー出来ずに居る。
だいたいその内に…忘れていっておるんだがの
(年は取りたくないもんじゃ ブワハハハハハ)

さて、これからどんな悟空に出会うやら、楽しみじゃの~(笑)

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