
桜前線北上中。といっても今週の頭には北海道へ上陸した模様。
横浜の桜はすでに葉桜となっています。

新元号「令和」まで一週間をきりましたねぇ~。
っという訳でもないのですが、
前から行ってみたいなっと思っていた「春季皇居乾通り一般公開」へ行ってまいりました。
平成最後の今年の開催は2019年3月30日(土)から4月7日(日)までの9日間でした。
土日は混雑しそうなので、4月5日(金)に夫婦二人で出かけてきました。

皇居に到着したのは午後1時過ぎ。思ったほどの混雑は感じられません。
有名な「二重橋」を左に見て、「坂下門」から入場し、「乾門」へ退出します。

混雑する時はここが一杯になるのでしょうか?

坂下門手前の検査場です。「流石にココは並んでおるの~」と思いましたが
実際は10分程度で通り抜け出来ました。

ペットボトルの飲料を持っている人は、その場で飲んでみてくださいと言われていました。
何人かの方々が腰に腕をあててペットボトル飲料を飲んでいました。
私も途中での水分補給のためにペットボトル飲料を持っていたので、飲む気満々で準備をしましたが…
キャップが開いていなかったのでスルーでした。
口の開いていない飲料の場合は危険物混入の疑いはないらしく
飲んでみせる必要はないそうです(ちょっと残念…笑)

検査場を抜けるといざ「坂下門」へ

坂下門右横にある「蛤濠(はまぐりぼり)」

「坂下門外の変」があった場所です。
桜田門外の変で井伊大老が殺害されてから2年後、公武合体による皇女和宮の降嫁を推進していた老中・安藤信正が水戸浪士により負傷した場所です。

なんとも言えぬ時の流れを感じますの~。

坂下門を入ってすぐに、正月などの一般参賀でよく見るアノ場所がこの奥です。

手前でボランティアの方が写真をもって説明してくださっています。
奥には入ることができないので、写真で想像しながら楽しみます。

この日の桜は満開でした。

「局門」高貴なお局さまが出入されていたのでしょうか??

「門長屋」江戸城を守る警護の武士がココに居たのでしょうの~。


そこそこの人出ですが、結構ゆったりと見ることが出来ました。
花粉症対策中の私です(笑)


ブラブラと桜を愛でながら乾門から退出し、
右沿いに歩いてすぐの「北詰橋門(きたはねばしもん)」から又入ります

入ってすぐに「天守台」があります。
「明暦の大火(1657年)」で焼失してから台だけ再建されました。
天守は将軍・徳川家綱の後見役で、徳川家光の異母弟である会津藩主・保科正之が
民衆を救う方が大事と再建しませんでした。
この上に天守があったんですよね~。

伊豆高原駅前に江戸城天守台に使われた石っというのが展示されていますが
現在の天守台は御影石。黒っぽいのが伊豆石らしいです。

天守台は登れます。天守台の上から見た桃華楽堂(とうかがくどう)です。

ここであの有名な「刃傷事件」があったのです。

芭蕉の「夏草や 兵(つはもの)どもが 夢の跡」を思い出します。今は寂しい限りです。

傍に咲いていた「アカボシシャクナゲ」
っとここで皇居を後にして
北の丸公園の脇から代官町通りを抜け「千鳥ヶ淵」へ行きます。

桜の名所。また「怪談千鳥ヶ淵」でも有名な場所ですね(笑)

このボート乗り場からの桜の風景はテレビでも見たことがあるのではないでしょうか?
流石にすごい人でした。

千鳥ヶ淵緑道を先に行くと、千鳥ケ淵戦没者墓苑があります。

第二次世界大戦の折に海外で死亡した身元不明の日本人の遺骨が安置されているそうです。
昭和から平成になりもうすぐ令和となります。
右も左もわからずに出兵し、尊い命を国のためと信じて失った人々の御霊の安らかんことを…

そこから内堀通りを抜けると、見えてきました「靖国神社」
こちらは千鳥ケ淵戦没者墓苑とは違い、政府・朝廷などエライ軍人さんが祀られている神社。


う~ん。なんか狛犬さん達も胸張ってエバっているような~。


明治天皇の思し召しで作られた神社なので菊花紋が神々しい

桜がこちらも満開だったせいか、外国人が多く感じられた。
特に中国系。
靖国神社と中国は火と油かと思っていたが、怖いもの見たさなのか、理解を深めようとしてくれているのか…と見守る私も初めて来ましたがの~。
政治家が参拝するたびに中国政府がクレームを入れるので、興味を持っていた次第です。
一度は見に行ってみたいと。。これも怖いものみたさなのか…理解を深めようとしているのか。。

国旗が売っているのが靖国っぽい。
昔は祝日というと玄関に国旗を掲げたりしたが、最近は見かけなくなったな~

丁度演奏会が開催中であった。美しい音色に桜の花びらが舞い落ちて優美な雰囲気を醸し出していた。


こちらが靖国神社にある桜の「標準木」
靖国神社といえば…昭和生まれの私でも「A級戦犯」問題よりも、桜の標準木の方を思い浮かべます。

最後に日本武道館と桜。上の玉ねぎが工事中(笑)
昭和から平成、そして令和へと進む前に皇居周辺をぶらついてみた
皇居の天守台・松の廊下以外は、みな初めての場所であった。
食事処は少ない、かもしくは離れた場所にあるので
東京駅かどこかで弁当を購入し、天守台横の元大奥あがった広場で食べるのがおすすめ。
我ら夫婦も、どこかで食事でも…っと思って探したが千鳥ヶ淵も靖国神社境内も屋台のみ
屋台は、腹の弱い私は怖くて食べられない(笑)
よって、家の近所まで食わず食わずで険悪ムードとなってしもうた(ハハハハ)
家に到着してみれば歩いた距離「二万歩」
桜の季節に巡るには良いコースじゃと思うが、歩きすぎにはご注意あれ~。

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)
