〔ダンナサマ〕
リハビリ、頑張っている。
今後手先が動かなくなったら、
もう家での介護は無理だと、
ダンナサマも、わたくしもそう決断している。
今は安楽尿器を使って、自力で排尿は済ませているが、
手を仕えなくなったら、
わたくしが、ずぼんのチャックを開け、
取り出し、はめる、…一連の動作に、
苦痛が伴う。
親なのにあんまりだと想われるだろうか。
でも、無理だと思うのだ。
しかも、午前中、10回は行くし。
多分、ダンナサマの排尿のために、
生活が狂ってしまう。
よしんばわたくしが受け入れたところで、
まわりの人間もそれに従わせるのは難儀だ、
すると、
介護の割り当てが、またしても私にのしかかってくる。
ここは鬼になって拒まねばならない。
自分を守ることも大事だ。
〔休み〕
今日はカメラもなかったが、
家庭内商いでそれなりに稼いだ。
昨日はダンナサマの好物のモンブランをネットで注文。
少しでも余裕があるときは、
おいしいものを食べさせてあげよう。
昼寝をしていたら、雨。
いいにおいの風が、秋を感じさせた。