昨夜、娘が5000円返してきた。
パパに送ってもらったから、新幹線代返すよって。
実は故意に「返せ」とは云わないでいたのだ。
好奇心もあった。
娘は、云われなかったら、どうするのか…
ただ、これは人の心を試すのと同じこと。
だから、返してくれなくても、
娘がちゃっかりしていると落胆したり、絶対すまいと想っていた。
そしたら返してきたので、
グモモモモ…となった。
なんて卑劣な人間。
娘を試すなんて。傷つくくせに、
想ったようにはならない私の下劣な心。
こ…この、ゲス野郎が…!
私は大いに反省し、
「ちょっとだけ触るよ。我慢してね」と前置きをしてから、
「いいこ」と、娘の頭をひと撫でした。
娘は触られた頭を即座にぱっぱと払って、
「くすぐったい…」と少し怒っている。
本心では「ずどあー!! かあちゃんに触られた! 気色悪い!!!」
ってところだろうな。ふふ…判るよ。
私も母に触られるのキライで、
ゴミを払うようにしていたからな。
私は、今、本当に娘に触れていない。
娘が両手首を骨折して泣いて帰ってきたとき以来な気がする。
保育園時代は、絶対手を離さない子だった。
成長したな。
しみじみ、想うよ。