想い事 家族の記録

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鬱病
ふたり暮らし

れきしをしった しゅんかん。

2016-04-01 17:21:05 | 日記

昨夜は 映画を3つ観て 日付が変わってしまった

「言の葉の庭」

「秒速5センチメートル」は 私の希望で

「ヒトラー」は 娘の 勧めで …

「ヒトラー」リアルすぎて 何故 娘がこれを観て

テンションがおかしくなってしまっているのか

理解不能 …

戦争 史実 切なすぎる …

若干 ショックを受けつつ眠りについて

午後1時まで 二人で眠っていた

それから 娘に 梅干しのおにぎり作って

インスタントの 春雨スープで 胃袋を満たす

私は 食欲もなく 昼から アルコールを飲んで

徹底的に 色んな場所を掃除した



夕方 郵便物が届いていることに 気付く

市役所から 私の 改製原戸籍と

結婚した時の 戸籍が 届いた

八王子に産まれた 私の戸籍に

両親の 結婚の記録 

知らなかった じいの父親の本名

知らなかった 母方の祖母の名前 … シジエ

私は ずっと その名を聞く事がなかった

そして 母が亡くなった 平成9年 9月9日 死亡 …

私の中で 何かが壊れて …

あああああああ…! って こらえられない慟哭を放った

母を失った 衝撃と 哀しみと 絶望感が 

一斉に 襲ってきて 

理性が勝たなかったら 私は叫んでいただろう

でも 娘がいるから 声は堪えて 泣いた

もう 一生笑うことは出来ない という気分だった

私は 1時間程 ただ 座りこんで 泣くしかなかった

もう 22年も 経っているのに

哀しみは こんなにも リアルだ

母の声を 聞いたような気がした

「人生は 切ないよ」

「信じたひとに 裏切られることもあるよ」

「… 強く 生きて」 …と。

でも 辛いばかりの人生でも 喜びはあるよ

子供を 産んごらん … と

自分の命を賭してでも 守りたいものを 探してごらん … と

人生は 素晴らしいと 想える場所に 行ければいいね …



「貴女は笑うと 別人のように かわいらしい人に 見える

笑って 生きなさい」


母が教えてくれた魔法は 本物だった

母は 魔女だった

この世界で 愛されて生きられる魔法を 教えてくれていた

私は ひねくれているから

その魔法を 使いこなせずにいるけれど …



本物だった …



本物だったよ



ありがとう


ありがとう 私 頑張るから

そういう 想いが 自然に湧いてきた

命を引き継ぐって こういうことなのかなって 想ったよ

私は 伴侶に酷い目に遭わされて 結婚に幻滅したけど

どんな形にせよ 次世代に命を繋げたなら 勝ちね

ただ 自分自身が その工程をどうとらえるか なんだと想うよ

伴侶に恵まれても 次世代に繋げないひともいるけど

その人には また 別の道が 拓けている

多分 独りきりになる道に導かれても

諦めては いけない

そこには 別の 答えがある

ただ 笑顔は無敵だから いつでも笑っていなさい

そういうことでしょ  お母さん …

今の私は 本当に 一生懸命 笑っているよ



母の眠る墓は遠い

でも 母の魂は いつも近くに感じる

母は かわいい

今も そう 想う

だって 仏壇に お茶や 花を供えると

少女のように 笑っている

美しいもの見て 心の中で呟けば 母が 応えてくれる

「本当に きれいね 」



だから 私は 生きられた。




















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