PPK_Japan ・・・ Leaves dancing in the wind

世の中の柵(しがらみ)から離れ、気ままに、あるがままに

富士山が見える山をあるく ダイヤモンド富士を見る

2016年02月19日 16時51分01秒 | 富士山を見る

 ダイヤモンドビューポイントは年明けに竜ヶ岳を折返して、西へと移動しつつある。
今年は例年に比べて降雪が少なく、ダイヤモンド富士を見る環境も雪が少な目である。なんとも
冬を感じられない雰囲気であるが、さらに気温の変動が激しく氷点下の気温と
20℃近い気温が
一日で入れ替わる状況で、残雪は一気に消失の傾向あり。


 ダイヤモンド富士ビューを予定していた日程は、不安定な天候状況に影響され×印の連続。
今週末の天気予想は雨100%、お出かけをするならその前日…という消去法で山行日を決定。

 天気予想では午前3時台が曇り、以後は晴天。風は終日10m以上の西風が吹き荒れる内容。
未明の駐車地気温は-2℃、上空には星が輝くが少し離れたところには雲が拡がる。
 凍結路を予想しチェーンスパイクを携行、ヘッドライト点灯にて撮影地へ向かう。
標高1500mを越える尾根筋では気温は-3℃に下がる。天気予想どおり風速10mを越える強風に
乗ってヘッドライトの光軸上に白い点線の筋が真横に流れていく…雪だ。

 標高1900m地点で気温は-7℃、撮影予定地に到着時は-8℃まで下がる。
山裾から吹き上げる強風に体感温度はさらに下がる。ザックのトップ部分はうっすらと霜で覆われ
た感じで白くなっている。

 -5℃想定の装備は体を動かしているときには充分な保温が可能であるが、静的な状態で待機
している場面では少々つらいものがある。

 撮影予定地に到着時の富士山は雲に覆われて山体を確認できず…今日はダメか?と喪失感
を感じながらも雲が晴れる僅かな期待をしつつ東の空を見る。

 待つこと30分余、赤みを帯びた空の色と共に山体を覆っていた雲が消え始める


 さらに雲は流れ、富士山頂の東の空が明るくなる


 ダイヤモンド富士の始まり…この後に秒刻みでダイヤモンドビューが展開される


 週の前半に通過した低気圧による降雨で残雪は少なく、昨年同時期に見られた樹氷の姿は皆無
 

 陽光を浴びた富士山景は今日の山行の締め


 下山時にはほぼ無風、帰着時の駐車地気温は8℃、なんとも穏やかな山歩き日和を思わせる。

復路で出合うハイカーは大半が軽装、額に汗して登ってくる・・・未明の強風と冷え込みからは
想像もできない展開である。

 end

コメント
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