梅雨に入っての山歩き、個人的には晴れの日が第一条件なのであるが、
天気予想ではここしばらくの晴天は望めそうもない。
曇り空では写真は期待できないが、山を歩いての体力維持には問題なし。
…ということで天気予想は”曇り”で雨マークがないので安倍奥へ出かけることに。
春先の山歩きで残雪と氷結路のため途中撤退した八紘嶺方面を目指す。
【平成25年6月14日(金)】の記録
登山コース:
八紘嶺登山口P ⇒ 富士見台 ⇒ 八紘沢の頭 ⇒ 八紘嶺
⇒ 五色の頭 ⇒ アザミ沢の頭 ⇒ 大谷嶺
⇒ 復路は往路を戻る
午前7時10分:標高1320m?
八紘嶺登山口近くの駐車地へ到着。 外気温は18℃、曇り。
通行止めになっていた梅ヶ島の林道が通行できるようになり八紘嶺経由の山歩きが
身近になった。
■駐車地から登山口方向を見る
大谷嶺までの歩く時間を登り3時間30分にするには今回のルートが現実的な選択かと
午前7時25分:駐車地から登山口へ向かう
■登山口の手前左は梅ヶ島温泉からの登山ルート出合
午前7時46分:標高1480m
安倍峠の分岐点を通過する。
3月初めのような積雪、凍結路ではないためラクな登りである。
午前7時58分:標高1575m?
富士見台を通過する。
雲が広がり始め?か遠方の視界は不良
富士見台を過ぎた標高1630m近辺に山ツツジ
午前8時48分:標高1881m
八紘沢の頭を通過する。 標識らしきものは無し。
歩きやすい道が続く。
午前9時07分:標高1917.9m
八紘嶺の山頂へ到着。 雲の中へ突入したようである。
登山口から、ここまでの所要時間は1時間42分。
ロープ箇所が数か所あるが比較的あるき易い行程である。
事前の予想時間は2時間…ここで小休止。
大谷嶺への案内標識。 付替えられる前の標識もある。
…案内標識は梅ヶ島温泉方向を七面山方向と見誤った遭難騒ぎで付替え
られたらしいが、地図とコンパスを持っていれば進む方向を間違えるような複雑な
分岐ではないと思うのだが。
思い込みだったんでしょうね…
ハンディGPSを持っていても、必ず紙地図とコンパスでロケーションの確認をする
私には???なオハナシです。
午前9時20分:八紘嶺を出発…小雨状態であるが雨具は様子見とする
急坂の下りで一気に高度を下げる。
最初の鞍部を下り終えた先に遅咲きのシロヤシオの花を確認。
この後も点々と地面に落ちた白い花びらの道が続く。
シロヤシオの開花期は過ぎてしまったようである。
標高1775mにてキレットを通過する。
キレット正面の尾根を登る道筋を通る。
帰路に気が付いたが、キレットの北側に下がって通過する道筋がある。
このルートは尾根の下をロープ伝いにトラバースするのだが少々キケン。
雨がキツクなってきたので雨具を着る。
泥道が滑り易い…慎重に歩を進める。
午前10時13分:標高1859m
五色の頭を通過。
往路では山頂の標識は無いと思ったが、帰路で木の根元にあるのに気が付いた。
途中で笹原が広がった平坦な暗い林の中を通過する。
熊鈴が聞こえてきたので後続の登山者か反対方向からの登山者?
と思ったが、聞こえてくる方向が道筋の南方向である。
立ち止まって目を凝らすがその方向には登山者の姿は見当たらず、踏み跡も無い。
熊鈴の音が止んだと思ったら、笹原の両側から何者かがこちらへ向かってくる気配。
…挟み撃ち?
急いで大谷嶺の方向へ歩き、笹原を離れた。 後方を振り返っても何も確認できず。
…ピンク色の蛇との出会いが二回程、ストックの先で退かしたが逃げない蛇…
ぬかるんだ土にはヒヅメの跡や、爪が三本ほど食い込んだコブシ大の足跡が新しい。
獣道のような幅の狭い踏み跡が所々に見られるこの尾根筋は、
小雨の天候と相まって何やら薄気味悪いエリアである。
午前10時36分:標高1901m
アザミ沢の頭を通過。 山頂の標識は確認できず。
山頂を通過した先に数本の倒木を確認。
雷か突風で倒されたのか?
午前10時49分:標高1999.7m
大谷嶺の山頂へ到着。
八紘嶺からは1時間29分の所要時間。
行田山?大谷崩れの頭?
と名前が色々あるが、大谷崩れの嶺ということで大谷嶺でよろしいかと。
山頂から南側は大谷崩れ
新窪乗越からの登頂口。 ケッコウな急坂。
他に鉢櫃山(ハチビツ山)に向かうコースもあるが、踏み跡は薄い。
昼食タイムとする。 雨は止んでいるが視界は不良。
北の空に雲の切れ間が確認できるが雲の流れが早く、切れ間は安定せず。
午前11時30分:大谷嶺から復路スタート
五色の頭・手前から南西方向を望む…ハチビツ山
五色の頭・東側展望地から梅ヶ島温泉方向
午後01時05分:八紘嶺へ到着
大谷嶺からは1時間35分の所要時間。
往路に比べて復路は+6分。 6分は撮影時間と山頂確認の時間?
実質の時間差は無い。
午後01時15分:八紘嶺を出発
往路よりも霧が深くなってきた感がある。
午後02時25分:駐車地へ到着
八紘嶺からの所要時間は1時間10分。
霧(雲)が標高の低いところまで流れ込んできている。
この時間で下界は晴れ、との連絡あり…山間部の天候は読めない。
富士見台あたりまで霧が流れてきている。
●起点~終点の総行程:7時間00分(休憩時間含む)
八紘嶺~大谷嶺はコース状況がよければ1時間10分~20分前後の行程
と思われる。
今回は濡れた木の根、ぬかるんだ泥道で滑るため体力と時間を消耗した感あり。
八紘嶺~大谷嶺の初歩きであったが、残雪期の富士見台の体験、
今回の笹原での体験…不思議というか気味悪さが残るコースであった。
【今回のルート】
元図は国土地理院ウオッちず転載
H26.4.28
Blog移転に伴うHTMLの不具合を修正
end
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