面白くて為になる話が満載、そのひとつ:
人間の母乳の3大成分は多い順から乳糖、脂肪、オリゴ糖。
しかし、赤ちゃんはオリゴ糖を消化できない。
なぜ母親は多大なエネルギーを費やして赤ちゃんのためでないものを生成し飲ませるのか。
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人の細胞は、2万個から2万5000個の遺伝子を保持しているが、人の体内の微生物は、その500倍ほどの遺伝子を持っている。
人間の母親は、子どもに母乳を飲ませるとき、食事を与えるだけでなく、最初の微生物も与えている。
動物は自分の遺伝子だけでなく、微生物の遺伝子によってコードされる指示を用いて、体を作っている。
免疫系はわれわれの細胞を侵入者の細胞と区別して、自己と非自己を見分けるために存在しているといわれる。だが、これもまったくの真実とはいえない。
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カルロ・ロヴェッリ著 すごい物理学講義 河出書房新社 2017
著者はループ量子重力理論の名づけ親。
一般相対性理論と量子力学の統合を目的にした「量子重力理論」として超ひも理論とループ理論とがある。
超ひも理論は連続的、ループ理論は離散的。
日本では前者の紹介が圧倒的で、後者について解説したものが少ない。
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1 「月日は百代の過客にして」
夜中に目を覚ましたらこの句が浮かび、曖昧なままに反芻していた。
タブレットに向かって声にしてみた。
沢山のサイトがヒットし、中でもWikipediaは高校の講義そのものだった。
タブレットは立ち上げに間を取らず、アプリも直ぐ反応し、その点ではパソコンより具合が良い。
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1 竹内薫「夜の物理学」インデックス・コミュニケーションズ2005
2 佐藤勝彦「眠れなくなる宇宙のはなし」宝島社2016
3 ジャンナ・レヴィン(著)田沢・松井(訳)「重力波は歌う:アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち」早川書房2016
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ダボス会議に先立ってNGO法人オックスファムが明らかにした統計によると、ビル・ゲイツを筆頭とする世界の富裕層上位8人の資産合計は、世界総人口の下位半分37億人の資産の合計に等しい、とか。
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ティコ・ブラーエの口髭に水銀が多量に検出されたので毒殺されたのではないか、その死亡時に天文台にいたケプラーがデータを盗むために殺したのではないか、という疑惑が生じたことが有ったそうです。 . . . 本文を読む
シュレーディンガーの猫は箱を開けて見るまでは生きているか、死んでいるか、分からない。
素粒子がそうであるように、その2つの状態が重なり合っていて開けて見た瞬間に、波動関数が収縮し、どちらか1つの状態になる。
観測して収縮させるものは、人間でなくてロボットでもよいのか。 . . . 本文を読む
宇宙は加速度的に膨張しており、やがて光速をも超える、と言われていますが、
アインシュタインの相対性理論に反しないか。
現に、光速を超えて遠ざかる銀河があるとか。
納得いかない疑問でしたが、この本は答えを与えてくれました。
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