プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
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「三にんむすこ」読みました

2019-09-03 15:41:21 | ルーティン
おはな文庫から持ってきた3冊目は
「三にんむすこ」

なんか、ほんわかした好きなタイプの絵だなぁと
思って見たら、「いないいないばぁ」の人。

3人息子なんだけど、展開がちょっと違う。
一人目はぐうたらさん。
どういうわけか、かけたお椀の指導のもと、泥棒になる。
二人目は優しい人で、長者の娘を嫁にする。
三人目は聞かん坊で、武将になる。
数年後にみんなで再会する約束をしていたけど…、
というお話。

ぐうたら長男を我が身と同一視してしまうのだが、
主体性が無くて、かけたお椀に言われるまま、
泥棒になって行くところが、なんかシュール。
もらった5両も池のカモに向かって投げちゃって、
お金として有効利用はしていない。
私のダメダメを体現しているような登場人物なのだが、
「まあ、でも、なんとかなるじゃないか」と
幾多の内なる批判をかわせる展開。

もうすぐ還暦といういい大人になってからも、
いろいろ、心に刺さる批判や
欲しくないアドバイスをもらうことがある。
内なる批判や外からの要らぬコメントを
かわすときに、とても有効な笑っちゃう歌がある。
私は勝手に「バカの歌」と呼んでいるのだが、
正式名称は「さよならフォロワー」。

これを聞くと、電話相談に電話をして
「死にたいんです」と言ったら、
「もう一度、よく考えて」と言われて、
《どんだけ、考えていると思ってるんだ。
小学生の頃からずっとだぞ》と相手には言わなかったけど、
猛烈に腹が立った、と話してくれた若者を思い出す。

この歌がとっても好きで、
菊名の家にお邪魔した際にリクエストして、
生で聞かせていただいてしまった。
ありがとう。


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