プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
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「落ち込み」にチューンする

2019-02-06 06:35:19 | 考えたこと
「落ち込み」を無理に引き上げようとすると、
おかしなことになる。
ある研修でロールプレイをしてて、例えば、
「友だちがいつも待ち合わせに遅れてくる」
と話したときに
「その子は時間にルーズな子なのよ」
みたいに言われても、気持ちは晴れない。
「わかってあげなさいよ」的な説得を感じる。
分かりたくないから愚痴ってるのだ。

「その子と約束するときは15分早めに伝えておけば?」
みたいなアドバイスも、そうできればやってるよ、
みたいな感じの反発を感じる。

「お茶でも飲んで、気分を直して」とか
「それぐらいのことで引きずられるのはもったいない」とか
言われると、
「でも、こんなに傷ついているんだよ」という
落ち込みをもっと強調したくなる。
相手が落ち込みを引き上げようとすると
自分はますます、どんなに落ち込んでいるかを伝えたくなり、
初めの落ち込みより、
より落ち込み側に引っ張りたくなり、
落ち込み感は大きくなる。

いつも必ずこうなるという訳ではないけど、
アドバイスしても、励ましても
「でも…」となってるとき、
これが起こっていることが多い。

そして「そうなんだよ!」と思えたのが
そのとき感じているだろう、
ネガティブな感情に言及されたとき。
(だれでもがそうという訳ではないのだろうけれど)

「毎回、遅刻されるとイヤだよね」みたいな。
ネガティブな感情を引き合いに出すのがためらわれるけど、
聞いてる側が落ち込み沼にハマらない胆力というか、
覚悟、あるいは慣れを持っていれば大丈夫。

愚痴や落ち込みにつきあえるかどうかと、
ネガティブケイパビリティ的なものとは関係が深い。
今年のテーマは分断とネガティブケイパビリティ。

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