プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
こちらもどうぞ→ https://note.com/nana_horoiwa

日本学校メンタルヘルス学会 理事会に出ました

2008-07-14 14:03:47 | 日本学校メンタルヘルス学会
人と会うと軽躁状態になってしまって、
おさまりが悪くなるので、
外に出ることを控え目にしていたのですが、
天中殺なせいもあるのか、
日本学校メンタルヘルス学会の理事になってしまいました。

何かできることがありそうな気がしたので、お引受けし、
12日の日本トランスパーソナル学会の懇親会のあと、
理事会に出かけました。

ランディ氏に会えた嬉しさでいっぱいになって、ぼ~としているにもかかわらず、
また、ここでもそれぞれのフィールドでそれぞれに取り組んでいる方々に
お目にかかり、「おお~」と思った次第です。

学会大会の詳細が決まりつつあります。
1日目(1月17日)
   教育講演は「自傷」をテーマとしたお話。
   会長講演は市川宏伸先生(都立梅ヶ丘病院)で
     テーマは「発達障害総論」です。
   記念講演は「いじめ」、
   シンポジウムに「アンガー・マネジメント」
2日目(1月18日)にシンポジウムで「特別支援教育」
   メインシンポジウム「現代の家族と学校メンタルヘルス」と、
    なっています。

どなたでも参加ができます。
お問い合わせ、お申し込みは日本学校メンタルヘルス学会事務局まで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田口ランディ氏とちょびっと、お話できました!!

2008-07-14 08:50:01 | 考えたこと
12日(土)に「日本トランスパーソナル学会」行ってきました。
生ランディ(失礼!)に会えるかも! という下心いっぱいで、
懇親会にも申し込んでいたのですが、お目にかかれました! うれしいです~

学会の1日目は「信頼への祈り」をテーマとしたシンポジウムとピアノの演奏。
ウォン・ウィン・ツァン氏の演奏があって、鏡リュウジ氏、
そして田口ランディ氏がそれぞれ語り、もう一度氏の演奏が入り、休憩。
最後に司会の管氏とともにシンポジウムという構成。
諸富氏、ばっちりプロデューサーしてます。

ランディ氏の「信頼」を行為のことばにすると「お頼み申します」という
自分へ向けての言葉になる、というお話、アイヌ語で「ありがとう」を表現する
ときの言葉は「私は自分を殺します」という意味だというお話、
メキシコのシャーマンに「祈りとは?」と尋ねたお話、
そして、「裏は表で表は裏になる」宙返りのお話。
どれもグイッとこころをつかんでいます。
しばらく、あめ玉みたいに口の中を転がして、
しゃぶらせていただける感じです。(甘くないのかもしれないけど)

それにしても語り部です。ランディ氏は。
心理業界のはやりの用語で言うと、ナラティブと言うのでしょうか。
言葉に力があるっていうことを実感できます。アイヌの言葉やメキシコの
シャーマンの言葉を聞いていたら、ボトボト涙が出てきてしまいましたよ

40を過ぎたら涙腺が弱くなったとウォン・ウィン・ツァン氏がおっしゃていた
けれど、私もホントに、すぐ涙が出てくる。自分としては困らないんだけど、
周りに人がいる状況だと、すごく困ります

田口ランディさんのブログにも、当日のことがUPされてます。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族心理学、終わりました

2008-07-12 11:00:04 | 考えたこと
昨日で日大の前期の授業が終わりました

家族について考えながらすすめる形のもので、
毎回、出席している学生さんたちに、
いろんなことを書いてもらってきました

皆さん、ありがとう

カウンセリングの中では家族のなかにありながら
「寄る辺ない感じ」を持っているな~、
強く感じることが多いのですが、
授業のなかでは、両親とのかかわりは比較的、
密だけれども、それ以外の大人~おじさんとか、
近所のおばさんとか~との関係が少ない感じがしました

家族関係のなかで、何かがあったときに、
逃げ場が少ないことになるんじゃないかな
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電話相談の話題

2008-07-11 14:25:04 | 考えたこと
今朝、ラジオを聞いていたら、ニュースで
「自殺などに関する電話相談を自治体が受けるシステム」
を作ろうとしているけれども、参加する自治体が少ないという話をしていた。

「相談の受け手の養成」が大変なんだろうな~、って思う
一昨日からの関連で、やっぱり「死にたい」という話を聞くのは
知識や技術もいるけれど、それなりの覚悟と体力がいるわけで
受け手のさまざまなニーズをサポートできる態勢も
作ってから始めたほうがうまくいくだろうと思う。

「一応、作ってます」というためにやるのでは、
電話をかける側にも受ける側にも、
あまりよろしくない結果が待っているような気がします。

そして、何よりも気が長い話かもしれないけれど、
教育のなかで、
「self-esteem」や
「落ち込みからの回復力」や
「自分をほめる」方法など
を折々に伝えていくことができれば、自死(殺)予防としての心理教育に
なっていくと思うのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FM東京、一瞬出演しました

2008-07-09 10:16:26 | おしらせ
FM東京、一瞬、電話出演しました~。
一瞬で話しきれなかったことを、追加しますね

「死にたい」という気持ちを打ち明けられたら…、
ということで誰でもが言う「聴くことが大事」
という話をしたのですが、
「聴く」には体力がいります。
ですので、こういった話を聞いたら、
十分に自分を
「よく聴いたよね」
ともてなすことが大事です。

そして、一生懸命聴いて、
「こうしてみたら?」や
「大丈夫だよ。なんとかなるよ」
のように励ましたり、慰めたりしても
「でも…」
という感じの反応が返ってくることが多いです。

なかなか
「そうか!」
とはならないので、

「なんでこんなに聴いてるのに!」
という無力感や
「自分は役に立ってないのでは…」
という徒労感を感じてしまうこともあるかもしれません。
一生懸命になればなるほど、
怒りの気持ちなども出てくる場合があります。

そして、さらに
「彼(女)はこんなに苦しんでいるのに、
それに対して怒りを感じたり、無力感を
感じたりする、自分ってなんてダメなんだ」
という罪悪感にとらわれることもあります。

これらの感情は感じておかしくないものですが、
そのせいで相談にのっている側が滅入って
いってしまうのはもったいないですよね。

ですので、こういった気分になりやすいことを
知っておいて、自分で自分をもてなしながら、
やっていくことがお勧めです。
進展はゆっくりですけど、すぐに解決はしないけれども、
だれかが傍にいるというだけで心強いと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京FMさんからご連絡

2008-07-08 11:47:41 | おしらせ
さきほど、東京FMの高橋さんからお電話。
「ライフリンクというところから自殺白書というのが出された、
というニュースがあって、自殺に関して、3時間やろうと思う」
「ついては、電話で参加してくれないか」といったお話。

どきっ! としてしまいました。重いテーマです。
大学の授業で、学生たちに話している感じのことでいいですか?
と打ち合わせ。

ライフリンクの白書、さっそくネット検索してみました。
何かできることがあるかもしれない…。
教育という面でいけば、さっきアップしたself-esteemと
感情マネジメントについての知識、実践なんだよねー。

5:40頃、参加している予定です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リンダフィールド著「ごきげんな人 ゆううつな人」リック刊

2008-07-08 10:55:57 | アサーション
自分ちの本棚の前でぼ~をしていたら、昔買って、
そのままになっていた本を発見。
「ごきげんな人 ゆううつな人」
副題が『思い通りの人生を開く鍵、「自尊心」を育てる方法』

本の見開きに「自尊心」について、
「自信(confidence)と同じ意味に使われたり、
プライド(pride)を表す言葉として使われたりする」
けれども、この本で使われている自尊心は「self-esteem」であること、
そして、この言葉は
「自分を大切にする」「自分を尊重する」「自分を愛する」といった意味を
持つ、という訳者によるノート(多分)がついています。

このself-esteemはアサーションのなかでもとても大事なポイントとして
扱われています。この本を読むと、内容的にはアサーションにとても
近いです。認知理論もたくさん紹介されていますし、自分の気持ちを
どう表現するか、についてもていねいに解説されています。
特に、感情について、どう理解するかにページを割いている点が私と
共通するな~と思った次第。

「感情」面倒かもしれないけど、面白いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大平健著「豊かさの精神病理」読みました

2008-07-06 09:20:33 | 読んだ本
図書館でぼ~、をしていたら
岩波新書「豊かさの精神病理」大平健著を見つけて
なんとなくなつかしくて読み返しました。

大平氏のアプローチの仕方などなど、参考になるな~と。

この本は1990年出版で、日本がバブルに浮かれていたころ。
たくさんのブランド「モノ」が登場します。
20年ほど前にあたるので、この時代に思春期・若者時代を
過ごした人々が今の子どもたちの親世代になっているのですね。
「モノ」を語ることで自分を語るというスタイル。
深い葛藤に陥らないという葛藤とのつきあいかた。

バブルがはじけてしまって、かたるべき「モノ」が手に入らない、
あるいは入りにくいということになってしまった今、「モノ語り」
の人々はどうなってしまっているのだろう…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネット検索ってすごいです

2008-07-05 14:53:35 | 考えたこと
茂木先生のブログを読んでいて、池上高志氏という人物が登場していることを
見つけ、「どんな人なのかな~」と検索したら、学生さんがこの方に
インタビューしたものが、そのまま載っているサイトを見つけました。

ふ~ん、と思いながら結局最後まで読んでしまいました。
そうか、複雑系の人なんですね。(というとわかってるかのごとくですが、
ちっともわかってはいません。ただ、「思考の補助線」に出てくるのです。
この話題)
家族療法では「システム論」というのがベースに出てくるのですが、
その次に来ているのがこの「複雑系」という用語のようです。

かの池上先生「やりたいことがやれる」ことの大事さや
「大学が珍獣保護区」であっていいのでは、ということなど、
おっしゃってくださっていました。
なので、某元国立大学で大学のマークの入った飴とか売っていた
のを見て、「わー、こんなの売ってる! お茶目!!」という親近感と、
なんか、悲しい気分になってしまったのは、そう間違いではないな~と
思ったりしたのでした。

理系・文系というくくりはノンセンスだという話題もそうだな~と。
例のつくばの生物の先生は生物の先生でありながら、
「先生は文系だよね」と学生から言われているそうです。
そういえば「私はアート系」とおっしゃった心理系の先生に
お目にかかったことがあります。うまいです。
理系でも文系でもなくアート系。

そいうえば、一般教養ってliberal artっていうんだっけ。
でも、これって訳すと文科系??? 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「SOS感情マネージメント アサーティブな人間関係を作るために」

2008-07-05 14:31:27 | アサーション
アサーションの本を探していたら、大学の図書館で
リン・クラーク著
「SOS感情マネージメント アサーティブな人間関係を作るために」
菅沼憲治監訳 ジャレット純子訳 東京図書
を見つけました。

認知療法の考え方をじっく理解したうえで、
では、どうアサーティブに表現していくか、
という段取りで進んでいるものです。

私は認知療法的な考え方はとても面白いと思っているので、
けっこう楽しく読みました。
ただ、「~べき」をすべてやめてしまう、という方向に
走ってしまうと、これはまた問題だ、と思っています。
認知療法の考え方を学ぶと、「~べき」は捨てなくてはいけない、
という新しい「べき」が始まってしまったりするのが、ちょっと
危険なのです。ここらへんにさえ気をつければ、便利な考え方
かな~と思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーンバーグ著「ミクロの世界の仲間たち」微生物のふしぎなおはなし

2008-07-04 09:05:39 | 読んだ本
つくば大学の生物系の先生から「コーンバーグの新しい本が出ました。お勧めです」
なるメールが届き、「なんで! そんな難しい本、今さら読めるわけが無いじゃん!」
と小学生のような気分になってしまいました。かの昔、学部生だったころ、この著者の
遺伝子の複製に関する原書と「うんうん」言いながら取り組んでいた頃を思い出だしました。
思えば、これを読みこなした彼はその道に進み、読みこなせなかった私はこっちの道に
やってきたわけで、フィルタリングされてたのかな~。

メールについていたリンク先を「ものは試し」とあけてみると、なんと、絵本!!
「ミクロの世界の仲間たち」微生物のふしぎなおはなし
イラストがとてもかわいらしい、微生物の絵本です。即、アマゾンで買いました。

届いた絵本は表紙でかわいらしい酵母やチフス菌のイラストがにっこり笑っていました。
中も面白いです。娘が持ち去って、先に読んでました。コーンバーグ先生が息子や
孫に寝物語にお話したストーリーがベースになっているそうです。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本トランスパーソナル学会、申込みました

2008-07-03 16:10:53 | 考えたこと
田口ランディ氏のブログに載っていた、
日本トランスパーソナル学会に出席しようと思い、
申込みました。

この学会、ほんとに、いろ~んな分野の方の集まりで、
ジャーナリスティック、アカデミック、セラピューティックの
混在。最近はどうなっているのか、すごく久し振りです。
2人目の子どもができてからというもの、
学会なるものにほとんど顔を出さないでいました。
懐かしい方にお目にかかれるか、もう、忘れられているか…。

懇親会まで申し込んでしまったのですが、
一人、黙々と食べることになったらどうしよう…。
などなど、いろいろ、心ときめきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感じない子ども こころを扱えない大人

2008-07-02 10:46:55 | 著書
Web担当のAlohaです。こんにちは。 いつもより、1ポイント大きめの字で書き込みしています(いつもは1)

実は、袰岩先生の著書

感じない子ども こころを扱えない大人

が、集英社新書先週のベスト5で

堂々の第一位



おめでとうございますありがとうございます

書評もいただいております。


ありがとうございます。

講演会のご依頼などでも
「『感じない子ども』を読んで、ぜひお話を伺いたくて…」
というお声をいただいてます。

事務方としても、とてもうれしくて思わずしました。

今後とも、プリメイラ&袰岩先生をどうぞよろしくお願いします。
あと、ブログにご感想などもいただけると幸せです

Web担当Alohaです。7月は残念ながらランク外になってしまいましたが、いまだにじわじわと売れています。本屋さんに行ったら、チェックしてみてくださいね 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

堤 未果著「貧困大国アメリカ」読みました

2008-07-01 13:19:22 | 読んだ本
朝日ニュースターでお目にかかった堤未果氏の
貧困大国アメリカ」読みました。

「え! そうなの?!」と、
これまであまり目を向けずにいたアメリカの内情をかい間見た感じです。
そして、そこで扱われている教育・医療・福祉といった方面での
民営化は日本でも進みつつある…。
「格差」や「貧困」にも、(見て見ぬふりをしているけれども)
確かにあると、目を向けざるを得ない感じ…。

「へ~そうなんだ。でも、自分とは関係ない」
では終わらない内容に
「なんとかしなくては」「何かしなくては」
という気分になりました。

とりあえず、私がかかわっていけそうなところは、教育かな…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日経Naviの取材、受けました

2008-07-01 13:01:02 | 取材ありました
進学情報を発信する日経進学Naviのなかに、
ご両親向けのサイトがあり、そちらの取材を承りました。

感じない~」でこちらを見つけてくださったとのこと。
ありがたいです

その中で面白いお話が出ました。
この日経Naviの関連で高校生向けのサイトがあり
SNSがあるとのこと。
こういった場だと、学校裏サイト的になったり、
罵詈雑言のやりとりになったり、ということもありがちなのだけれど、
ここはいい雰囲気だそうです

これはたぶん、このサイトにかかわっているスタッフが
全員ブログをアップしていることが関連しているのではないか、
というお話でした

大人という第3者の目がいい意味できいている。
板橋師や田口ランディ氏の言う「ひと目」、
私の考えるところのポーチドエッグのできる酢水ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする