小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

『岸辺の旅』〜「さびしさ」の表現は映画がいちばんふさわしい

2016-01-30 22:53:20 | 映画


このところ忙しかったので「現実」から出ていいことになって深谷シネマに行ったが、前から二列目の席で思い出すのは「身近」ばかり。
「さびしさ」の表現は映画がいちばんふさわしい。「さびしさ」と書けてしまう「ことば」は、実はこういうことには向いていないのではないか。 

黒沢清は湯本香樹実を通して小松政夫とともに新境地を拓き、主演ふたりの好演は「地」のはたらきのよう。ロマン派の背景にくっきりした旋律を乗せる大友良英はもう、目に見えない画面だった。

どんな映画をみようと、明日の天気はかわらないしわからない。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする