奥村先生が,「雨の多い曜日」ということで記事を書いておられる。
https://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/stat/220517.html
oneway.test() の結果では,曜日ごとの降水量の平均値には差があるとはいえないということだ。
でも,それは「雨の多い曜日」を検討したことになっていないのではないかとちょっと疑問。
降水量が 0 かそうでないかで集計したら以下のようになった。
a
w FALSE TRUE
月 750 398
火 746 402
水 769 379
木 774 374
金 817 331
土 805 343
日 794 354
ちなみに,該当期間では曜日はいずれも 1148 日ずつということだが,%で表示すると
a
w FALSE TRUE
月 65.33101 34.66899
火 64.98258 35.01742
水 66.98606 33.01394
木 67.42160 32.57840
金 71.16725 28.83275
土 70.12195 29.87805
日 69.16376 30.83624
である。月,火,水が多いように見える。
chisq.test() で見てみると,
Pearson's Chi-squared test
data: table(df$V2, df$rain)
X-squared = 17.577, df = 6, p-value = 0.00738
有意ですね。
また,降水量の検定を kraskal.test() でやってみても,
Kruskal-Wallis rank sum test
data: df$V3 by df$V2
Kruskal-Wallis chi-squared = 14.202, df = 6, p-value = 0.02746
有意でした。
まあ,サンプルサイズがべらぼうに多いから有意になりがちかもしれない。
にしても,だったら oneway.test() はどうだったんだということにはなる。
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