夜遊び少女に救われる…

郊外にある○○社での打ち合わせに出たあと 近くの飲み屋で懇親会があった。

週のあたまだし、今週末にも似たような会を予定してるので……かなり気が引けたが お得意さんがいるうえ まだまだ新米である僕に拒否権はなく そのまま会に参加した。

まぁ～ 飲めば止まらぬ、酒に流され ふと気づけば 終電に近い時間……さすがに これ以上は無理だなと思い 先に失礼することにした。
土地勘がないので、○○社の方に最寄りの駅を教えてもらい 夜道を足早に駅へと向かう……


足早に歩いているのだが 一向に駅は見えてこない…終電の時間は刻々と近づいている。
「やばいな…」歩きを走りへと変え 駅を目指す。
だが 駅は見えてこない……
どうやら道を間違えたようだ。見知らぬ土地で迷子になってしまった……そうこうしてると雨まで降ってきた。
道を聞こうにも 夜遅いだけに通行人がいない 打つ手なく途方に暮れていると 前方から いかにも夜遊びしてます！というような少女らが自転車に乗り向かってくる。
夜中に女性へ声をかけるのは 不審者と思われそうで嫌だったが そうも言ってられぬ状況なので 思いきって声をかけた…

意外に気さくな少女らに道を聞くと やはり僕が進んできた道は目的地の反対の方向だった。仕方がないのでもと来た道を戻ろうとすると…うしろに座る子が機転をきかし この場から近い駅を教えてくれた。

その子のおかげで すんなりとはいかなかったが 深夜バスも利用しつつ なんとか帰ってくることができた。

今日は夜遊び少女に感謝しないとな(笑)