落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

小さな街ですから…

2010-08-31 12:37:52 | 沖縄帰省録
(旧盆帰省録 その3)
今回の帰省はいろいろとやる事が多く、忙しかったが 夜は何とか時間がとれて 友人らと会う事ができた。

一日目は中学、高校の同級生とファーストフード店で会い、二日目は小学の同級生と 地元の小さな飲み屋で会った。

飲み屋の方は 今風にアレンジされた洒落た沖縄料理屋で、久しぶりにオリオンビールそして泡盛を飲んだ。

友人らと昔話で盛り上がっていると、向こうの席に座る女性がじっとこちらを見ているのに 気がついた。
「誰だろう?知り合いだっけなぁ?」と思い よくよく目をこらしてみると…

…幼なじみのT君の姉さんだった。

友人らは地元青年会のエイサー(盆踊りのようなもの)をサボって会いにきてくれていたので T君の姉さんがこの事を青年会長に告げ口するに違いないとビクビクしていた(苦笑)

街を歩けば高確率で知り合いに遭遇する。
やはり大都市東京とは違い小さな街なんだなと思った。

そんな小さな街でも友人らは 同じように娯楽に興じ、酒を飲み、恋をしている。

昔は大きな街へ憧れてばかりいたが、こうして実際 この小さな街を出て大きな街で生活していると…どちらにもそれぞれの良さがあり、結局のところ どちらも大差ないのかもしれないなと思った。
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リストにそって…

2010-08-28 08:28:34 | 沖縄帰省録
(旧盆帰省録 その2)
今回の帰省は 嫁さんと一緒ではなく、僕ひとりだったので 観光の時間は一切なし。

実家に帰ると 母が“僕にやらせる”リストを用意していたので そのリストにそって いろんな手伝いをこなした。

網戸の張替えや庭の木々の剪定、庭に巣を作ったハチの退治。母のケータイの機種変更に付き添ったりもした。

母は久しぶりに帰ってきた僕に郷土料理を作ってやろうと 朝早くから台所にいたが、事あるごとに僕の作業を見に来て邪魔ばかりした。

あまりにうるさく、邪魔なので途中喧嘩になったりもしたが 久しぶりに我が子が帰ってきて 年甲斐もなく“はしゃいでる”ようにも見え、何だか親が小さく見えたというか…複雑な気持ちになった。
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旧盆帰省録…

2010-08-25 07:53:05 | 沖縄帰省録
(特別編 第二部へと移る前に しばし近況報告)

…沖縄に帰省してきた。


沖縄のほとんどの家庭は旧盆である8月の22日から24日にかけてご先祖を迎えるので(ちなみに22日が迎えの日で方言で「ウンケー」と言い、24日が送りの日で「ウークイ」と言う)空港は沖縄行き限定の帰省ラッシュが起きていた。

また僕が沖縄入りした21日は興南高校が甲子園にて、春夏連覇を達成した日でもあったので、関西から東京へ迂回して沖縄へと帰る大応援団(きっと関西方面から発つ沖縄行きの便は全て満席だったのであろう)が帰省客と混じり年末年始の帰省ラッシュのような混雑ぶりだった。

那覇空港に到着し 客室乗務員から興南ナインを祝福するアナウンスが流れると、乗客から大拍手が起きた。
飛行機から降り、出口へと向かうと 通路には同じく祝福のメッセージボードがそなえつけられていて空港関係者の対応の早さに驚いた。

興南ナインの快挙は旧盆時期の沖縄にこれ以上ない話題を作ってくれ、今年の旧盆はどの家庭も大いに賑わった事だろう。
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不器用な飛び方で…

2010-08-22 08:47:58 | Weblog
(つづき)
しばらく橋の上からスカイツリーを眺めていた。
辺りはどんどん明るくなり、人や車の往来が激しくなってきた。
まさに“一日の始まり”といった感じだった。

全てが目覚め、活動し始めるのとは逆に 僕にはすごい眠気がやってきた。徹夜に近い状態なので無理もない。

眠気まなこをこすりながらも、相変わらずスカイツリーを眺めていると、一羽の鳥が飛びたつのが見えた。

不器用に飛ぶ姿から察するに あの合鴨に違いない。
合鴨は一生懸命に羽をばたつかせているが どんどん降下していく…このままじゃ 落ちてしまう!と思った瞬間 うまく上昇気流にのり、ふわっと浮き上がると それ以降は無駄に羽をばたつかせることなく、羽を広げたまま、体を左右に傾けてゆらゆらと風にのりだした。

どうやらコツをつかんだらしく、みるみるうちに合鴨の姿が小さく…そして見えなくなった。

「無事に神の島に辿りつけるだろうか?」

合鴨を見送ると、僕は東武線の電車に乗り家路についた。

(第一部 おわり 第二部へとつづく)
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スカイツリー…

2010-08-21 07:57:55 | Weblog
(つづき)
現場である東京スカイツリーには、パンと牛乳を食べながら 器用に煙草を吸う、たくさんの建設作業員たちであふれていた。

車が到着し、荷台に僕らが乗っていた時は さすがにIさんも驚いていたが…合鴨の望み云々の話しについては さも興味が無いように見え、話し半分で聞いていた。

作業場の入口には警備の人が立っていて、関係者以外は立入禁止となっていた。それで僕は合鴨をIさんに託して別れた。

合鴨はIさんが背負うリュックサックに見を潜め、そのままスカイツリーの上へと向かっていった。

僕は業平橋まで歩き、コンビニで買ったおにぎりを食べながら 朝焼けにそびえたつ東京スカイツリーを眺めた。

(つづく)
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