落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

近づく猫らに向かい…

2012-07-31 07:08:45 | Weblog
(つづき)
僕らに気づいた猫らが一斉に近づいてきた。

先ほどまで争っているように見えた猫たちだったが、まるで“共通の敵を見つけました”というように、息が合った動きでゾロゾロと近づいてくる。

「こりゃあ マズいかなぁ 逃げるか!?」

…と思っていると、娘が「おー!おー!」と声をあげ出した。そして手足をばたつかせて強引に下に降り立つと、きゃっきゃ言いながら 猫らの方へと走り出した…
(つづく)

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縄張り争い?…

2012-07-29 23:17:24 | Weblog
(つづき)
無数の野良猫らが向かい合い、睨みあってるようにも見えたので、この辺りの野良猫どもの縄張り争いかもしれないなと思った。

(娘もいる事だし…)猫たちの変な争いにまきこまれると困るしなと思い、踵を返し境内を出ようとしたところ 無数の猫たちのなかに うちの飼い猫であるクロとトラがいることに気づいた。

いつもの夜のように 家のまわりを二匹して追いかけっこして遊んでいるのだろうと思っていたが…まさか神社まで来て遊んでいるとは…

とにかく縄張り争いで野良猫に痛めつけられる前に うちに連れ帰ろうと思い、境内を出ようとしていたのを また反転し、社殿の方へ近づいた。

小さな鳥居をくぐると 社殿前の猫たちが僕の存在に気づき振り返った…
(つづく)

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真夜中の神社では…

2012-07-27 22:47:20 | Weblog
(つづき)
神社というよりも祠(ほこら)といった感じだが 意外と歴史は古いらしく、小さな社殿の中は骨董品だらけらしい(だが 保存状態が悪いため、価値あるものは何ひとつないらしいが…)

昔は境内も広かったらしいが ちょうど嫁さんが生まれた頃に、幹線道路の拡張に引っかかり 境内はかつての半分以下になってしまったらしい。

小さな鳥居が見えてきた。

「ん?」

なにやら社殿の前が騒がしい…

よくみると社殿の前の広場に無数の野良猫らがたむろしている。

(つづく)

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真夜中の散歩…

2012-07-26 23:55:06 | Weblog
(つづき)
勝手口より外に出た。

外は涼しい夜風が吹いていて、優しい月の光を受けた草や木々がさらさらと風に揺れていた。

ほんの少し表に出るだけのつもりだったが 何だか少し歩きたい気分になり、近くの神社まで散歩してみる事にした。

(つづく)

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娘は真夜中に要求する…

2012-07-25 23:55:40 | Weblog
(つづき)

「アイツら こんな時間に追いかけっこしてるのかな…」

猫たちが家の外へと出て行くのを見届けたあと、カーテンを閉め直し娘を寝付かせて 自分も寝る事にした。

「うー!うー!」

娘を寝付かせようとしたが また何かを要求しているようで 声をあげて手足をばたつかせ、終いには部屋の外へ出て行ってしまった。

慌てて後を追いかけたが、娘は消灯して暗くなった部屋の中をスタスタと歩き、勝手口に辿り着くと、そこでまた「うーうー!」と声をあげ始めた。

そこで声をあげるのは 大抵散歩に行きたい時で、靴をはかせてくれという合図である。

「こらこら こんな時間に お外は行かないよ!」

娘に言って聞かせようとするが 強情な娘は聞く耳を持たず、声をあげながら靴を持って こちらに差し出してくる。

「………」

仕方ない。少しだけ表に出て、夜風にあたるか。

娘に靴をはかせ、勝手口より外に出た…
(つづく)

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