旅の終わりに…

(その８)
バスが到着したあとは 去年と同様に飲み会兼反省会が始まった。

(去年は 旅の終わりに飲み会があるなんて知らなかったので しんどかったな…)

幹事として いろいろと頑張ったつもりだが…残念ながら場数を踏んだ先輩方を十分に満足させることはできなかったらしく、反省会ではいろいろな指摘を受けた(-.-;)とほほ

会の最後に今回の幹事の評価を受けた。
満点には程遠い評価であったが…まぁ 何はともあれ無事に旅を終えることが出来て良かった。

(旅行記 おわり)

どうにかビンゴ…

（その７）
帰りのバスの車内では ビンゴゲームをやって時間をつぶすのが 毎年の旅行の慣わしとなっている。

そのため 幹事である僕とＭさんは旅行代理店に“ビンゴゲーム機能のあるテレビモニターつきバス”をお願いしていた。

だが いざ帰りのバスで ビンゴゲームを始めようと運転手さんにテレビモニターを操作してもらったら…その機能がついていない！（一瞬にして凍りつく車内）
“ジャンケン・ゲーム”や“クイズゲーム”などは入っているようなのだが 肝心のビンゴがない。

バスの後部座席あたりから感じる 怒りの視線…。

「今年のビンゴゲームは無しか…」と皆が肩を落とした瞬間、ケータイをいじっていたＩさんが大きな声をあげた。

「ケータイのアプリでビンゴがあった！」

先程とは一転 皆の表情が明るくなった。

何より喜んだのは幹事である僕らで、ビンゴができないまま旅を終えたら ずっとこの件で責められるだろうなと思っていただけに一安心。

その後 幹事である僕らも混じり、皆でビンゴゲームで盛り上がった。

日光東照宮…

(その６)
旅行二日目は新潟を抜け、ロマンチック街道を走り栃木へと向かった。

大半の人間が二日酔いだったため、口数が少なくバス内は大変静か。
幹事である僕も この時ばかりはゆっくりと出来て、うたた寝から目覚めるとバスは紅葉が綺麗なカーブ続きの峠を走っていた。

どこかのツアー客と隣り合わせで昼食をとり、午後は日光東照宮に向かった。

今年の頭に 沖縄の母や弟を連れて訪れたばかりだったが、今回はガイドをお願いしていたので 同じ参拝でも 密度の濃いイイ参拝となった。

現在 東照宮は“平成の大修理”の最中で、職人さんたちが観光客らにジロジロと眺められながらも 寡黙に作業していた。

文化財保存に携わる仕事って カッコイイなぁと思った。

幹事兼財布番の僕は…

(その５)
宴会が終わった段階で もう一人の幹事であるＭさんが 何と酔い潰れて寝入ってしまった(幹事なのに…)

だが 殆どの人間は飲み足りないのか二次会へと流れてしまい、幹事兼財布番となっている僕は否応なしについていく事になった。

ここまでくると皆すっかり酔いがまわり、酒癖の悪い数人は“暴れ馬”のようになった。

二次会の後も三次会へと流れ、終いにはラーメン屋にまで行く事となり、結局 部屋に戻ったのは夜中の二時頃だった。

皆 泥酔状態で部屋に着くなり、すぐに寝入ってしまったのだが 暴れ馬を抑えるのに忙しく、すっかり酔いもさめていた僕は なかなか寝付く事ができず、しばらく部屋の窓から新潟の夜空を眺めたあとで床についた。

湯沢にて一年振りのウコン…

(その４)
雲洞庵を出ると、宿泊先である湯沢温泉へと向かった。

スキー場で有名な湯沢は シーズン到来を目前に控え、いろいろな準備で慌ただしくしていた。

土産物屋の店主の話だと「来週あたりから雪が降り始めるかも…」との事。
紅葉の真っ只中だというのに、早く散ってしまえ！と言わんばかりに 雪の季節がすぐそこまできているようだ。

宿に着くと すぐに浴衣に着替え、大浴場へと向かった。そして宴会の時間ぎりぎりまで湯につかり 久方ぶりの温泉を満喫した。

湯上がりに 冷たい水とともに持参してきたウコンを飲む。

ウコンを飲んだのは 一年振り。つまり 去年の慰安旅行以来だ(苦笑)