落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

回想 沖縄帰省録 その10…

2012-02-28 00:50:29 | 沖縄帰省録
(つづき)
夜は友人らと飲みに行った。

飲み屋を求めて街に繰り出したものの、殆どの店がシャッターを下ろした状態。

閉店するには まだ早過ぎる時間であったことを考えると、かつての街の中心も“シャッター街”に変わってしまったのかなぁと思い淋しくなった。

(街の中心がさびれ、変わりに郊外に大型店ができる。全国の多くの街がそうなりつつあるようだが、わが故郷も例外ではなさそうだ)

歩いていると一軒の飲み屋があったので、早速中に入ってみると 店主は僕より若いと見える年齢で、スタッフも皆 若かった。

僕は沖縄を出て以降、いろいろな街を見て歩き、街を活性化するには若い力しかないと思っている。
誰だってそう思っているはずなのに…あまり上手くいってない。

上の世代と下の世代のバトンタッチがうまくいけば、自ずと街は元気を取り戻すように思う。

若い店主を応援する意味でもと、いろいろと高いお酒を注文していたら、帰りの会計で金額の高さにびっくりして一瞬で酔いがさめた(苦笑)

(つづく)

回想 沖縄帰省録 その9…

2012-02-25 23:23:31 | 沖縄帰省録
(つづき)
実家に帰省すると、いろいろとやる事が多く忙しいが…少しでも空いた時間ができると喫茶店に足を運ぶようにしている。

沖縄には 観光客相手の喫茶店が多く、市街地や海辺だけに限らず 人里離れた山奥でも ひっそりと営業していたりするから面白い。

そんなアクセスが悪い場所でもやっていけてるのは、沖縄にくる観光客はレンタカーを利用する人が多いからだろうなと思う。

今回は瀬底島にある“fuu cafe”という店に足を運んだ。

その店を目当てにしていたわけではないが…海岸沿いをドライブしていて、瀬底島まで足を運んだら たまたまロードサイドに幾つも貼られた看板に目がいき、あとは吸い寄せられるように 林のなかにあるお洒落な喫茶店に辿り着いた。

こんな所でお洒落に営業していても 誰も寄り付かないんじゃないか!?と思ったが 店内は観光客らでいっぱい!コレには ホントびっくりした。

店構えだけでなく、出てきたケーキもこれまたお洒落。
店にいた他のお客さんらは 食べ始める前にカメラでケーキを撮影していた…きっと各々 ブログでもやっていて そこで画像をアップするのだろうなと思った。

食事したあとは 店先にあった遊具で娘を遊ばせてみた。
ハンモックがあったので 娘を寝かせてみると 独特のふわふわとした寝心地が恐かったらしく、今にも泣きそうな顔でこちらに助けを求めてきた(笑)

今度 沖縄の友人が喫茶店をひらくらしい。
次回帰省した際は彼の店に足を運ぼうと思う。

(つづく)

回想 沖縄帰省録 その8…

2012-02-23 23:36:42 | 沖縄帰省録
(つづき)
翌日は 朝から嫁さんと娘を連れてドライブに出かけた。

本部半島を海沿いに走り、新しく出来たばかりのワルミ大橋で屋我地島へ。そして古宇利大橋で古宇利島へと渡った。

のどかな農村の景色に、不釣り合いなほどに立派な二つの橋。

いずれも綺麗な青い海が見渡せる絶好のビューポイントなのだが「果して採算はとれているのか?」と思わずにはいられなく、前に週刊誌で読んだ“公共事業に依存する沖縄経済”という記事を思い出した。

まぁ~ それはさておき…

古宇利島に着くとパーキングで車を止め、しばし休憩。
アイスクリームを買いに行った嫁さんを待つ間、ぼんやり外を眺めていると「ようこそ!愛すランドへ」と書かれた看板に目がいった。

「はて?愛すランド??」

すぐには気づかなかったが こういう事かなと考えた…

愛すランド→アイスランド→こおり(氷)ランド→こうり(古宇利)ランド→古宇利島

言うならば“アイスアイランド”じゃないかなとも思うが その辺は てーげー(沖縄の方言で→適当)なんだろうか!?

この考えって当たっているだろうか?沖縄から帰ってきた今でも ずっと気になっている(笑)

(つづく)

回想 沖縄帰省録 その7…

2012-02-21 08:31:33 | 沖縄帰省録
(つづき)
夜は母のもとへ。

母が作ってくれた郷土料理を食べたあと、沖縄で満一歳の祝いの際に行う“たんかー”という遊びを行った。

たんかー”というのは 満一歳を迎えた子供の前に、そろばんやお金、筆や赤飯を並べて、その子がどれを選ぶかで将来を占うという遊び(母はたんかーと呼んでいたように思うがネットで調べるとたんかーゆーえーと出る。こちらの呼び名が正しいのかもしれないな)

そろばんを選んだ子は商売が上手になり、お金を選んだ子はお金に困らない。筆を選んだ子は賢くなり、赤飯を選んだ子は食うに困らないという事らしい。

東京や埼玉では“一升餅”とかいって、餅を風呂敷で包み子供に背負わせる風習があるが、その風習は沖縄にはないようだ(餅を いろんな行事にて用いる事が多い所は、生活の基盤が稲作である所が多いように思う…)

早速 娘の前に、筆や赤飯などを並べだすと、娘は興味津々で すぐに手を出そうとした。

ところが 周りで僕らがじっと見つめているのに気づくと、警戒しはじめて 前に並んだいずれのモノもなかなか手にしようとせず、終いには 逃げ出して、泣き出した。

母が楽しみに準備していた“たんかー”だったが 失敗に終わった(笑)

(つづく)

回想 沖縄帰省録 その6…

2012-02-15 21:02:09 | Weblog
(つづき)
僕にとっては ただの帰省でも、嫁さんにとっては ほぼバカンス。

…そんな嫁さんのためにも途中 観光地に寄ったりして沖縄を満喫した。

東京の人間が東京タワーに行かないように…観光地というのは 地元の人間はあまり行かないもの。今回立ち寄った読谷村にある“Gala青い海”は父や兄、そして僕も初めて。僕などは聞いたことさえなかった。

目当てはサンゴを養殖している“さんご畑”という施設で、様々なサンゴを水槽越しに眺めることができる。

沖縄に限った話ではないが、環境破壊は一向に止まる気配がなく、沖縄のサンゴも減少し続けているらしい…
そんななか観光と環境保護を両立した、こういった施設は大変面白く、素晴らしいなぁと思う。

まだ幼い娘はサンゴよりも動き回る小魚たちの方が気になるようであったが、嫁さんは海中でしか見れないサンゴたちを水族館ではなく、屋外で見れることに感激していた。

海沿いだったため風が強く(本土から来ている)僕らは平気であったが、父や兄は寒そうだった(笑)

(つづく)