落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

田んぼの治水能力…

2024-08-31 23:50:04 | Weblog
昨日は台風10号が南から引き寄せる湿った空気のせいで、台風からだいぶ離れた関東も朝からひどい雨だった。

排水能力をこえた雨量で、冠水した地域や河川が危険水位まで近づいた地域もあったようだ。
そして ついに首都圏を洪水から守る最後の切り札、首都圏外郭放水路(通称、地下神殿)が稼働された事も話題になった。

首都圏は地下神殿のあるクレヨンしんちゃんの地元、春日部に守られていたのだなぁと今更ながら感謝…

ただ春日部の地下神殿を作る際に出た残土により、となり町の田圃が埋められたと聞いた。ホントかどうかは定かでないが、もともと田圃には潜在的に治水能力があるだけにホントだとしたら、何だかもったいない話だ。

コメ農家だから…自分ん家を正当化するわけではないが、今こそ減り続けている田圃を守らないといけない時期ではないかと思う。

水田は巨大なプールみたいなもので、豪雨の際には貯水池的な機能を果たす。さらに酷暑が続く季節には、常に一定の水を保っているので気化熱により、気温上昇の抑制にも一役買っている。

おまけに秋になればおコメがとれて、食の安全保障にも繋がっている…となれば良いことづくしではないか!

なのに現実はというと田圃が年々減少しているのを肌で感じる。
僕が婿として農家にやって来て作業を手伝い始めたときには、稲作の先輩たちがよくひやかしに来たものだが、その先輩たちもとうに稲作をやめてしまった。
農業従事者の高齢化は待ったなしだ。

知恵ある人たちのアイデアと努力でどうにか田圃が守られることを切に願う。

追記
前にも似たような記事を書いたことがあったかな?と思い、日記を読み返してみると、2015年に全く同じような内容を書いていました(汗)
2015年7月4日の日記
ただ9年前にも同じような状況だったという事は、改善されることなく時間だけが過ぎたということだから事態はより深刻だ。

令和の米騒動…

2024-08-27 23:42:19 | Weblog
巷はコメ不足であるらしい。
先日の南海トラフ巨大地震の注意情報以降、連日のゲリラ豪雨、ものすごい数の落雷などもあったりして「いつ何時災害に見舞われるか」と何だか世間がピリピリと緊張している気がする。
防災、減災の意識が高まるのは大いに結構なことなのだが、残念ながら過度な買い占め等が各所で起きているらしい。

きな臭い国際情勢や過度な円安によって輸入品の高騰や燃料の高騰が起きていたここ数年の間も、米価はわりかし低いままだったのだが、ここにきて何が原因かは不明だが(報道されている内容が はたして米価高値の直接的原因なのか?はなはだ疑問である)あれよあれよと米価が高値になっているようだ。
すでに暑さのピークもこえて稲刈り、そして新米の季節になるからパニックに陥らずともコメ不足はじきに解消されると思う。

一応コメ農家である我が家は、現在北上中の台風が通り過ぎたあとに稲刈りを予定しているが、はたして今年のコメの実りはいかがなものか?
我が国の食料自給率を上げるため今年も暑さに負けず稲刈りを頑張ろうと思う。

「駅でお米の入った袋(推定3キロ)を抱えて走り去る人を見かけた。さすがに略奪などは起きていないと思うが…」

歴博…

2024-08-23 00:04:46 | Weblog
千葉県佐倉市にやって来たのは国立歴史民俗博物館(以下、歴博)に行きたかったため。

佐倉城跡を利用する形でどどーんと建っている歴博。実は数年前に一度訪れたことがあるのだが、施設のあまりの広さ、展示品の多さに、一日かけても観終えることができなかったので、今回はいわばリベンジなのである。

リベンジであるから、順路をショートカット…というか差し替えて前回 早足でしか観れなかった展示室から先に回るといいかなと考えていたのだが、家族が「やはり古いものから順番に観た方がいい!」というので、結局前回と同じように順路通りに観て回ったのだった。

施設内は先史・古代、中世、近世、民俗、現代という風にテーマごとに展示室が分かれていて、その一つ一つが普通の博物館くらいのボリュームがあるので、珍しい展示品の数々に興味が湧くのだが、いかんせん体力が持たず、細かい文字の説明文を読み続けて眼精疲労、脳みそもオーバーヒート気味になるのであった。

どうにかリベンジはできたかなと思うが、振り返るとやっぱり最後の展示室などは早足気味だった気がする…


君に葛キョン…

2024-08-20 23:10:29 | Weblog
千葉県佐倉市に行ってきた。

成田空港にほど近い佐倉は、長嶋茂雄やバンプオブチキンを輩出した街としても知られる。古くは佐倉城があった城下町で、広大な印旛沼を開拓して田畑にした先人たちの涙ぐましい努力は、どこまでも続く黄色みがかってきた稲穂を見ると連綿と受け継がれてきているのだなと感心した。

佐倉へと向かう道中は車道脇から草が迫り出してきている箇所がいくつもあって、そこから千葉で大繁殖していて問題になっているキョン(シカのような動物)が飛び出してきやしないかと警戒しながらの運転だった。

キョンも大問題であるが、助手席に座る妻が道路脇や木々の茂みにクズが大繁殖しているのに気がついた。
確かに道路沿いの看板がクズのツルや葉に覆われ、やがて広告看板の意味をなさなくなるだろうと思われる箇所がいくつもあった。
米国でグリーンモンスターと呼ばれて、こちらから海を渡った外来種として猛威をふるっているクズだけに、千葉県がクズを制御できているのか気になった。

それにしても千葉は広い。
北海道などと比べるとそうでもないのかもしれないが、普段東京と埼玉を行ったり来たりしているくらいの僕にとっては、この広大な景色はずいぶん久しぶりな気がした。

つづく

戦後79年…

2024-08-16 00:56:38 | Weblog
今日は終戦の日だった。

数日前まで開催されていたパリ・オリンピックではスポーツを通して世界はひとつだと演出されていたものの、実際の国際情勢はというと、全く足並み揃わず、いがみ合ってばかり。

ロシアとウクライナの問題、イスラエルとパレスチナのガザ地区の問題。さらにはオリンピック期間中にイスラエルとイランの問題までもが大きく悪化する始末。

「何が正しくて何が誤りか」
どちら側につくかで、コロコロ変わる正義。

戦後79年も経ち、なおかつ人類共通の脅威だったはずのコロナウイルスをも乗り越えたはずの人類だが、戦争という前時代的な問題をいまだ解決どころか、解決の糸口さえ見つけられないでいる。

戦没者に黙祷しながら、もんもんとする自分がいる。