落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

ちょいと足利まで その4…

2015-05-24 22:20:24 | Weblog
(つづき)
足利学校を後にして 昼食をとることにした。

娘に何が食べたいと尋ねると「ラーメン!」と即座に答えた。北関東のラーメンといえば佐野ラーメン……ということで足利を離れ、お隣の佐野市に向かうことにした(僕は腹が満たされるなら何でも良かったのだが…)車に搭載してあるナビが古いため何度も道を間違え、やっと辿り着いたかと思った有名ラーメン店は昼時であったため大変な行列ができていて、いつになったら食べられるのか検討もつかないので断念。
そのうち運転席(僕)と助手席(奥様)の紛争が勃発し、空腹からくる苛立ちからか母までもが紛争に介入してきて、すっかり収拾がつかない状態となった。そんな大人の醜い争いに呆れたのか 娘はスヤスヤと昼寝に入ってしまった。そして気づくと車は佐野ではなく、館林を走っていたのだった。
それならば館林うどんを食べようという事になり、沿道にあった看板を頼りに そこそこ有名らしい某うどん屋で 遅すぎる昼食をとった。

ラーメンを熱望していた娘だったが 麺ならば何でも良かったようで、文句言わずうどんを美味そうに平らげていた。
昼食後は近くの公園でしばしひと休み。ふと公園の案内板をみると、すぐ隣に田山花袋記念文学館があるではないか!!(さらにそのお隣には宇宙飛行士の向井さんの名を冠した科学館が!!)

そこは花袋の「田舎教師」を読了したあと、物語の舞台である羽生とともに訪ねてみたいと思っていた施設。何だかここに来るのが必然だったように思え、家族を車に残し一人で記念館に向かうことにした。

記念文学館には花袋にまつわる資料や生前愛用していたであろう品々、あと当時親交があった有名作家たちとの写真などが多数展示されていた。
観覧者は僕しかいないようで、物音ひとつしない館内は少々不気味だなぁと思いながら、展示物に目を通していたのだが 最後の最後に花袋のデスマスクが展示されてありびっくりした(この頃の人ってよくデスマスクを残しているよなぁ)

記念文学館を出たあとは、公園内を流れる川に沿って泳いでいる無数の鯉のぼりを見物していた家族と合流して(この鯉のぼりがまた有名であるらしい)家路に就いた。

花見物だけに訪れた足利だったが 思いがけず、いろいろ出来て早起きして良かったなぁと思った。
(おわり)

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