落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

治水としての田圃…

2015-07-04 22:16:13 | Weblog
梅雨時期である。

昨日、今日と ほぼ一日中雨が降り続けていた。聞くと冠水などの被害が出ている地域もあるようだ。

調べると都心部の排水能力は 毎時50ミリ程度しかないというから ここ数年 当たり前のように起きるようになったゲリラ豪雨、局地的な豪雨には ギリギリな所でしか対応できてない事がわかる。

そりゃそうだ。コンクリートで固められた街は 水を蓄えることができないに決まっている……そこで思うのが 田圃を増やせないか(でなくても現状維持くらいできないか)ということ。
日本人のコメ離れは今に始まったことではないし、今から昔の水準まで戻すことは はっきり言って無理!だとは思うが、かといって輸入にばかり頼り、下がり続ける食料自給率に歯止めをかけないのはまずいと思うし……いやいや それを言いたいのではなかった!治水能力としての田圃を もっと評価し、広く宣伝する必要があるのではないかと思う。

田圃というのは周りを土を盛って囲まれ、水が漏れ出さぬようになったいわばプールのようなものなので、有事の際には貯水池や調整池の役目になりうる。しかも囲われた中は当然柔らかく耕された土なので、水は地下へと染み込んでいくので 局地的豪雨などの際にクッション的な役割も果たす。

水は高いところから低いところへ流れる。東京は当然 関東平野の下流域にあるわけで、郊外の田圃を死守することが 結果として首都圏の防災につながるのだと思うのだが……郊外の田圃は日に日に姿を消していく一方。

「何とかならないものか」

田圃で作業する人を見渡すと だいぶ歳をとった人ばかり。その人たちが現役引退とともに田圃(稲作)をやめてしまう可能性は大だ。健在なうちに(といっても残りわずか)何かしらの方策をとらないと…田圃を見ながら そんな危機感に襲われた。

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