上弦の月＠蒲田(閉店)

１１日の外国為替市場の円相場は、米連邦公開市場委員会が追加金融緩和に踏み切ったことを受けて円を買う動きが進んだため、一時１ドル８４円台に突入してしまった。これを受け、重い腰の直嶋経済産業大臣は、円高が企業の経営にどのような影響を及ぼしているか、緊急調査を行う考えを明らかにしたが、今更何を言っているのか。やはり、政府も官僚も呑気なもので、日本企業の現状を理解していないというか、興味が無いようである。日本経済は、企業がなんとかしてくれるとでも思っているのだろうか。確かに企業努力も必要だが、それにも限界がある。為替に関しては、どう頑張ったって、企業だけの力ではどうにもならない。直嶋経産相も調査はどうでも良いので、さっさと野田財務相に為替介入をするよう、お願いして欲しい。

さて、本日夕食は、蒲田にある熟成鶏醤油らーめん上弦の月に行ってきた。この店は月水金曜日の夜しか営業していないので、私に取ってハードルの高い店。

駐車場は、店から線路を挟んだ反対側にコインパーキングが数カ所あるので、今回は下の駐車場を利用した。


店舗は東急駅前通り、通称バーボンロードの中。


この通りは飲み屋がズラッと並んでいて、のんべいには堪らない。

店には18:00頃到着。



店の造りは、入口左側に4人用ボックスが1卓と左側に2人用テーブル1卓、正面に逆L字カウンタ8席。このカウンタは椅子が8脚あるが、8人座るにはちょっと狭すぎると思う。店主の山口和歌子さんとおばちゃんとで切り盛りしていた。先客は4名。

入口右側に券売機が置いてある。この店は基本的に1種類のラーメンのみ。ということで、らーめん(￥650)と半熟煮玉子(￥100)を購入。食券は吉村家のようなプラスチック製のもので、エコを意識しているのか？
おばちゃんに食券を渡すと、麺の硬さや味の濃さなど、好みを聞かれたので、とりあえず麺硬めでお願いした。

卓上には、おろし葫、S&Bのブラックペッパー（あらびき）、紅生姜、一味唐辛子、柚子ポン、醤油が置いてる。


壁には雑誌の切抜きが隙間無く貼ってある。それだけ見ていても時間が経つのを忘れるくらい。

５分ほどでラーメンが運ばれてきた。

スープ：豚骨ベースに鰹節と桜海老の粉末をふんだんに入れたスープ。粘性が高いので、飲み難いところもあるが、豚骨と魚介のバランスが良く、面白い味に仕上がっている。背脂も多少入っているような気がする。

麺：大栄食品の太平打ち麺。家系で使用するような麺で、モチモチしていて実に旨い。量も結構入っている。

具：叉焼、味玉、海苔、ほうれん草、刻み葱。叉焼はもも肉が２枚で、提供寸前までタレに漬けていたような濃い目の味。味玉は半熟で黄身はトロトロとまでは行かないがｍかなり柔らかく味も適度な塩加減で旨い。海苔は若干薄いもので、丼に引っ付いてしまうのが難点。刻み葱は、このご時勢だが、タップリ入っていて、この店の奉仕の精神に脱帽。


ということで、私の評価は


この店は、店主もおばちゃんも、接客に関しては完璧で、常連さんも多いと思う。がんばって欲しい店のひとつ。

住所：東京都大田区西蒲田7-63-9
営業時間：18:00～25:00
定休日：火木土日祝
駐車場：なし（線路の反対側、もしくは店の並びにもコインパーキングあり）

2010年の実績
132杯目/131軒目


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