みみかほう

こころの耳をすませて すてきな果報にであいたいとおもいます。

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✿舌切茶屋

2018年03月22日 | ✿記念日

福岡は3月19日開花発表





巣はもちろん、雀そのものを
見かけないですね。最近。


 七十二候の【雀始巣】すずめはじめてすくう頃(3月21日~25日)を迎えています。

巣は、
屋根瓦の下や軒先などに 枯草やわらでつくるのだとか。


巣は、ひなを育てるときだけ使い、
親鳥は、寄り添って木の上で過ごすのだそうです。







そうそう、こないだ
近藤正慎さんという、幕末の寺侍のお話
知りました。

子孫のかたは、清水寺の参道で今も茶屋を営んでおられます。
茶屋の名前は、なんと「舌切」


近藤正慎さんは、あの!!清水寺成就院の月照上人の友人です。







月照、信海両上人が討幕運動に身を投じたころ、江戸幕府の大老であった井伊直弼は、勅許を得ないまま日米修好通商条約に調印、次期将軍を決定するなど次々に諸策を断行。そして、これに反対する者たちを、ことごとく弾圧したのが安政の大獄です。
幕府方に捕らわれそうになった月照上人は、盟友である薩摩(鹿児島)の西郷隆盛を頼って九州に逃亡します。しかし月照上人は薩摩藩からの入藩を認められず、西郷と共に、錦江湾に入水自殺を図り、その命を落とされました。(西郷は助けられ、以後の活躍は周知の通りです)。
このとき、月照上人の友であり、清水寺成就院の執事であった近藤正慎(こんどうしょうしん)は幕府方に捕らわれ、京都・六角牢獄で月照上人の行方を問われて拷問をうけます。しかし正慎は決して白状することなく、自ら舌を噛み切り、牢獄の壁に頭を打ちつけ、壮絶な最期を遂げたのです。
これが茶屋の名前「舌切」の由来。








大河ドラマ『西郷どん』では、月照役 尾上菊之助さんです。
ネット画像

あの逃亡劇の裏に
こんなに悲惨な事実があったのですね。
驚きました。

大河に、近藤正慎さんは登場しないでしょうね。。。


舌切から、つい舌切り雀を思い出してしまって、
七十二候【雀始巣】の紹介の日に、
近藤正慎さんのお話しを添えさせていたいただきました。


追記。
俳優の近藤正臣さんも、近藤正慎さんの子孫なんですって。
ネット画像






ダッピィズよろしくお願いします。

・・・






コメント (5)
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