「二月の雪、三月の風 、四月の雨が、美しい五月をつくる」。
先日、こんな素敵な天気俚諺(てんきりげん)を知りました。
天気俚諺とは天気や天候・気候について、古来伝承されてきた経験則のこと。
瑠璃色の想い
二月は雪が最も多く降る。
三月は春一番をはじめ季節の変わりめの強風が吹く。
四月は桜の花を散らす前線が停滞して雨の多い月。
そんな季節があるからこそ、植物は、地中で眠り、風に飛び、水を含んで、
五月を迎え、一気に生命の活力を目覚めさせる。
けど、この言葉は、
天候のことだけを言ってるわけではないのです。
人間も、寒さに耐え、風に晒され、雨に降られたり、だからこそ、五月の穏やかな時期がより愛しく感じる。
人の一生も、厳しくつらい試練があってこそ輝く時がやってくる。
そういう意味もこめられているのだそうです。
イギリスにも
三月の風と四月の驟雨(しゅうう)とが五月の花をもたらす
March winds and April showers bring forth May flowers
スペインにも
三月の風と四月の雨が、花咲く美しい五月をつくる
Marzo ventoso y abril lluvioso hacen de mayo florido y hermoso.
同じような天気俚諺があるんですって。
おもしろいですね。
お食事中
さあ、美しい五月がやってきました。
二月と三月と四月が作り上げてくれた五月を楽しみましょう。
今月もどうぞよろしくお願いします。
≪瑠璃色の想い≫≪お食事中≫
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