きょうは、前住職の(若院のおじいちゃん)
祥月命日でした。
支坊で、みなさんでお参り。
わたしが嫁いで来て、まる3年。
いま4年目になるのかな。
月2回の例会で、当初は、10人~15人
お参りに来られていたけれど
今では、90歳に近い方を先頭に
5名ほど。
みなさん、高齢化やご病気、
施設に行かれたり、ご家族の元へ引っ越されたり。
月日の流れる早さを、感じさせられる。
きょうの若院のご法話ヨリ。
「ほんとうの命の姿に出遇う」ということ。
昨日、お通夜があって
久しぶりに、同級生と顔を合わせた若院。
終わってから、「おまえのお父さんは、今いくつだ?」
「○○歳だ」「ほんと、わからんものだよなぁ、、」
と話していたら、ポツリと。
「わしらも、わからんよなぁ、、」
と言った子がいて。
いつもは、33歳の仲間うちで
そんな話になることはなく
やっぱり、亡くなられた方の「いのち」に出遇って
初めて、本当の命の姿を知らされる・・・
ご縁をいただくのだというお話。
光に照らされると、今までの価値観が
くつがえされて
わたしが命を生きているんじゃなくて
「いのち」がわたしを生きているのだと
気づかされるというお話。
じんわりと、こころに響きました。
おじいちゃんの「いのち」は
お参り下さった方々に、若院に、わたしに
確実に受け継がれていること
あたたかく話してくれた、若院でした。
写真:若院の俳句。
「落ち葉とは落ち葉をさそひ落つるもの」