ただいま妄想中

夢、かつリアルな頭の中身をどこへ。

「命」であること

2013-10-19 23:07:30 | Weblog
さっき、夜10時~達人達。

小説家・平野啓一郎さん×アルピニスト・野口健さんの
対談があった。

以前に放送された番組だけど、
わたしは初めて見た。


若院&子供は就寝。
ゆっくり、メモを取りながら見られた。


お二人が「生死」について語っておられ
とても興味深かった。


野口さんの語られた言葉の数々
非常に端的で、うなずけた。


おもしろいなと思ったのが

『匂いは命』

『極限状態で、最期に求めるものは日常』

などなど。


なんだろう、、なぜ山に登るのか。
ひと言では表せないものだけど


わたしは、野口さんを見ていて

「生」を感じる為に、登るのかなと思った。


下山した後は
日常生活が、当たり前になって来る・・・

そしてまた登る、と言っておられたけど


日常が、当たり前ではないと感じる為に



また。普段の生活の中では、
いろんな、雑多なものにかき消されて

わたし達が、なかなか気づけないこと――


『匂いは命』
『汗をかいている=生きている』
『生きている自分を触って確認する』


匂うという事は、そこに生命があるという事
生命には、匂いがあるという事


感覚・五感が、研ぎ澄まされる大自然の中で
気づかされる、


自分がいま「命」であること。
確かに、生かされていること。


野口さんは、そんな「命」を体感することに
魅了されているのではと思いました。



他に興味深かったのが

『失敗と成功って何だろう』という言葉。


大自然の前では、決断して登ったことで失敗に繋がったり
あきらめて下山したことが成功に繋がったりする、、と。



う~ん。。
大自然の前では、人間の考え・価値観は

簡単に覆されてしまうものかなと
わたしは、思います。


その地点で、絶対に良かれと思っても
何が成功で、何が失敗なのか


わからないものだなと、いつも思います、、


平野さんの小説は、恥ずかしながら
まだ読んだことがないので


何冊か読んでみたいなと思いました

来世があるとは思いませんが

人間は死んだら無である
という考え方をもって、果たして


本当の意味で生きて、
本当の意味で死んでゆけるのか


生まれた命は
「無」というゴールに向かうのか。

そうはさせない、

決して、あなたをひとりにはさせないという

あらゆる命を包む光が
あるのではないか、

わたしにはあると思いながら、見ていました。


でも、、生きたい人が
死に吸い込まれるという話が出ていた様に


人間は死んだら無である、という言葉の裏には


それと同じくらいの
死んだら無であって欲しくないという


思いが、隠されているような気もします。
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バスの旅

2013-10-19 10:24:17 | Weblog
お寺の、仏教壮年会主催
日帰りバス旅行中(^-^)

38名で、2つのお寺を訪れます。
山と、空と、雲。絶景。
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