ただいま妄想中

夢、かつリアルな頭の中身をどこへ。

カメラを止めるな

2019-03-28 10:25:45 | Weblog
昨日やっと!録画していた
映画『カメ止め』を観た。

昔いっしょに舞台やったり
東京で役者仲間だった子が

出ているので、みなきゃと
思いつつ。やっと

おもしろかった。

人間の「表と裏」
撮影の「表と裏」

これが絶妙に交錯して。

舞台も映画も
携わって来ただけに

これまた身にしみる(笑)


舞台なんかは、始まったら
止められなくって

自分のミスじゃなくて

相手がセリフや段取りを
間違えたり、忘れたりしても

カバーしなければならない。

なに食わぬ顔で
お客にわからないように

もっと言えば、

お客はセリフを
知らないんだから

堂々と続けていさえすれば
なんとかなる。笑


逆に

映画はふつう
止められるもの

むしろ、
止めまくるものだけど

カメ止めは、映画でありながら
「生放送」の設定。笑


舞台は長時間の稽古を重ねて
本番を迎えるけど

映画の現場は

時系列もバラバラに
カメラを『一瞬』まわす、

いわゆる『こまぎれ』を
『つなぎあわせる』のが主で

舞台と違って
1カット生放送=あり得ない世界(笑)


共通するのは、

舞台も映画も
われわれ人間も

ふつう、
裏は見せてはならないもの

それをおもいっきり
見せているのがおもしろい。

そんな、愛すべき悲しい
人間の人生も

やっぱり止められないのである。
コメント
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