煤煙

北方謙三　著

 

今度の主人公は、借金の取立てや？・・・・かと思ったら弁護士でした

法律を盾に・・・ではなく、法律を矛にヤクザにも突き進むストーリー展開には見るものを気持ち良いほど突き進みます。

ただ、この主人公は地位や名誉、その上金にも興味がないほどの変わり者！

でも行き当たりばったりの命知らずで、そのかっこ良さと言ったらそれなりの者です。

ハードボイルドも、ここまで来たら何でもアリな感じですが面白かったですよ

長編ではありますが、一気に行ける爽快感はあると思います。

しかし、最後の終結は・・・・・・・

まぁ、それでも不快感は不思議とありませんでしたけどね

 

それにしてもこの弁護士、味方につければかなり心強いですが、うっかり敵に回すと、ただの屁理屈ヤローで憎たらしいだけですよね