新堂冬樹 著
母親がパリでデザイナーの勉強に行っていると言うことで、2歳の時から母親と会っていない小学3年生。
毎週、パリから母親の手紙が届くが、どうしても母親に会いたくて堪らない日々を過ごしていたある日、父親宛に届いた手紙と、そこに写っていた写真が・・・・。
写真には小豆島で母親が撮った写真が・・・・・。
もしかして母は小豆島にいるのだろうか?
ここから少年の、小豆島への旅が始まる!
序盤の展開が非常に速すぎて、ちょっと安易に行動しすぎじゃね?・・・・・なんて思ってみたけど、考えてみればどうしても母親に会いたい小学3年生なら、勢いでこのくらいやらかしそう・・・・・・かな?
ストーリーとしてはありきたりで、ラストもまぁまぁって感じなんだけど、主人公の少年がとても良いんですよ
大人としっかり対話できるし、やさしくて勇気もある。
と思いきや電車に乗り間違う凡ミスをしたり、平気で怪しい大人に付いていったり。。。。。。。
そういった子供らしいところが感情移入させちゃうのかな。
そして子供を持つ親ならこの本を読んでいると・・・・・ねっ
ちょっと変わったロードムービー・・・・・・・じゃなくてロード小説?
手軽に読むには良い一冊ですよ。