ブラザー・サン シスター・ムーン

恩田陸　著

 

ねえ、覚えてる?空から蛇が落ちてきたあの日のことを―本と音楽と映画、それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。高校の同級生、楡崎綾音・戸崎衛・箱崎一のザキザキトリオが過ごした大学時代を描く、青春小説の新たなスタンダードナンバー（BOOKデータベースより）

 

薄い一冊の本の中に、三人の大学生活の模様をそれぞれ3部に分けて描かれたストーリー・・・・・。

 

内容はそれぞれ中途半端で、全く持って訴えかけるものもなく、何かを解決しているわけでもなく、この一冊が何を意味しているのかは分かりませんが

それでも筆者の淡々とした描写力は私の心を惹きつけられました。

 

彼女の本をまた読んでみたいと思わせるには十分な一冊でしたよ。

 

 

ちなみに第一部の彼女は、恩田氏の大学生時代の投影でしょうかね・・・・。