伊坂幸太郎 著
最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。
時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。
4編の短編なんだけど、伊坂ファンには時々感じる違和感というか・・・・・・あれ?って感じ。
この登場人物、どっかで見かけたような・・・・・ってのが時々あって、読み手の心をくすぐってきます。
とりあえず今回は「フィッシュストーリー」についての感想を・・・・・。
数十年前に最後のレコーディングを行ったロックバンドのCDがきっかけで、現代に起きた大問題を解決させてしまうキセキの物語。
世の中、何がきっかけでキセキが起きるのか分かりませんよね。
この話はちょっと大げさな内容だけど、無い話じゃないよね?・・・・・って思わせてくれる筆力が伊坂氏の面白いところでしょ
例えば、僕のブログをたまたま見ていた人が・・・・・・・・・、なんて陳腐な感想は述べませんのでご安心を
まぁ、風が吹けば桶屋が儲かる的な?
全体的な内容としては非常に面白い一冊だとは思うんだけど、スピンオフ的な要素もある一冊だけに万人にお勧めできないのも実情。。。。。。。。
お勧めとしては、映画化もされてますのでそちらで観た方が面白いかも
私個人の意見としては映画の方が断然お勧めです
ちなみに「ポテチ」も映画化されてますので、こちらも是非!