監督 ベルトラン・ボネロ
60年代後半に頭角を現し、ファッション界に衝撃を与えた天才デザイナー、イヴ・サンローラン。
そんな彼が世界的にブレイクを果たした67年からの10年間を描く人間ドラマ。
天才と称えられながらも、その裏でスランプからすべてを見失い、苦悩するサンローランをギャスパー・ウリエルが演じる。
フランス映画ということで下の卑猥さに抵抗のある方には完全に向かない映画ではあるが、イヴ・サンローランという人間に興味がある方には必見であろう。
彼のファッションはアートであり、それであるが故の苦悩や過ちが世間をざわつかせる。
その辺も含めてイヴ・サンローランなのだと認識して鑑賞すればなんの抵抗もないと思うのは私だけだろうか。
私が子供の頃、70年代80年代はイヴ・サンローランはトップブランドだったと認識していました。
その頃は吉村真理さんがテレビやファッション誌を飾ってたかな?
映画としては、ちょっぴりほろ苦いヒューマンドラマといった感じでしょうか。
150分はちょっと長い感じもするけど、なかなか良くできた沁みる映画だったんではないでしょうか