監督 ジェフ・ニコルズ
20世紀半ばのアメリカで、異人種間の結婚を禁じる法律を変えるきっかけとなった白人と黒人の夫婦の実話を映画化。
1958年、バージニア州で暮らすリチャードとミルドレッドの夫婦は、異人種間の結婚を禁じた法律に違反したとして、逮捕されてしまう……。
出演は「ブラック・スキャンダル」のジョエル・エドガートン、「ウォークラフト」のルース・ネッガ。
結末はもちろん分かってはいるんだけどね、この夫婦の抱える難問に世間はどう見るか・・・・ってところに客目しつつ鑑賞いたしました。
この夫婦は特に世界を変えるだとか、法律を変えたいとか、もちろん目立ちたいとかなんて全く思ってない夫婦。
ただ故郷で暮らしたい一心で司法に立ち向かう姿がとても美しい。
法律がある以上、取り締まる側の使命も分かる分、けして警察は悪者ではないという立場で是非鑑賞していただきたい。
このように異人種同士の結婚が認められるか否かの歴史があったのであれば、近い将来トランスジェンダーの結婚も認められる日も近いのかもね!
「愛」って凄いね・・・・、と思う一方、「愛」ってなんだろう・・・・と考えさせられる一本でした。