宮部みゆき 著
もう会えないなんて言うなよ。
あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。
ようこそ、小暮写眞館へ。著者3年ぶり 現代エンターテインメント
第1話 小暮写眞館
世の中にはいろいろな人がいるから、いろいろな出来事も起きる。なかには不思議なこともある。
第2話 世界の縁側
人は語りたがる。秘密を。重荷を。
第3話 カモメの名前
「電車は人間を乗せるものだ。鉄道は人間と人間を繋ぐものだ。だから鉄道を愛する者は、けっして人間を憎めない」
第4話 鉄路の春
――僕はこの人を守らなくちゃいけない。
本の表紙から想像するに、ほのぼのホームドラマ系小説かと思いきや、心霊写真の解明?
幽霊物件だの怪しい宗教だの、カルト系の小説家よ。。。。
と思いきや・・・・・、久々に分厚い本を読みましたけど、良い一冊でしたね
主人公家族の秘密が明かされていくに従い、彼らの闇に光が当たっていく。
長男、英一君の成長と共に繰り広げられる、とっても素敵な青春物語でした。
宮部さんの本は安心して読めるくらい面白いけど、宮部さん、高校生男子はそんなに爽やかじゃないぜ
この辺は宮部さんって潔癖だよね。