フィッシュストーリー☆新潟

釣りと映画と読書と家族の雑記です

騙し絵の牙

2019年10月19日 | 読書

塩田武士 著

 

 

 

大手出版社で雑誌編集長を務める速水。

誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。

ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。

斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!




これは中々読み応えがありました!



正直、題名と内容はどうかと思いますが。。。。



出版界の裏側の苦悩、もちろんそれ以上の作家さんの死活問題、これはねえ本が好きな人間には心に響きまくるわけですよ

 

 

塩田氏も編集者をよく見ている作家さん・・・なのは当たり前か。

 

 

そこを題材に本を纏める凄さ、そしてそれをエンタメ的社会派ストーリーに面白く描く手腕、面白くないわけがないじゃないですか

 

 

更には家族のリアルと同期の友人とライバル、上司とのやり取り、その狭間で作家ファーストを貫き通す意志の強さ、ここにどんな理由があるのか!

 

 

・・・・・私は面白かったです

 

 

 

ところで表紙の大泉洋さん、これは映像化の伏線って事でいいのかな?

 

 

 

それにしてもメディアの希薄さはやっぱこんなもんなのか?

 

 

リアルかどうかは分かりませんが、なんとなく分かる気がします。。。。。

コメント
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