小林泰三 著
“不思議の国”の住人たちが、殺されていく。
どれだけ注意深く読んでも、この真相は見抜けない。
10万部突破『大きな森の小さな密室』の鬼才が放つ現実と悪夢を往還する“アリス”の奇怪な冒険譚。
現実世界と不思議の国を行ったり来たり、2つの世界がリンクするなんとも謎の多い物語でした。
序盤、不思議の国の住人達があまりにも面倒くせぇやり取りの連続にかなりイライラさせられましたが、中盤からは話の筋が見えてきたんでなんとか不毛なやり取りを我慢して読み進めることができました
まあ内容は説明するのが非常に難しいんで読んでもらうしか方法がないんですけどね、ハッキリ言って嫌いな人は嫌いでしょうね
個人的には許容範囲ではありますが、多分内容が分かってれば読まなかったかもしれませんね。
なので逆に出会って良かったかな?
多少の驚きなんかもあったし、これはこれでアリだと思いますけど、なろう系感は否めないかな?