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雨が降り出すと、まったく前がみにくくなり、走れなくなった。
フロントガラスに付く雨粒が視界をさえぎるようで、本当に困ったことがsル。
神戸に戻り、その後めがねの度数を何度も交換しても、一向に視力は回復せず
めがね屋さんが、一度眼科に行って、視力検査をしてみては、とのことで
眼科で診療してもらったら、「立派な白内障です。それも両目」。といとも簡単に
言われ、白内障になるには年齢的に早い(当時53歳)とのこと
「一度、診療所で検査をして、因子を確かめて下さい」。と眼科と提携するところで
検査を行なうとこれまた、立派な糖尿病です。それもかなり数値が高い」。
このままでは合併症を併発しますよとこの医師、恐怖感を募らす。
「私は、別に長生きしようとは思っていないので、心臓麻痺などで一気に死ぬことが
出来れば本望です」。と言い返してみたが
その医師は「そう簡単に死ぬことはが出来ればよいが、半身まひなどのありますよ。
そのとき後悔しまよー」。とにやりと笑った。
いやみなやつだと思いながらも、私もまさかと思う糖尿病になってしまったのkじゃ
と愕然としたのである。
それより、白内障の方はそれから進行し続け、手術する3ヶ月の間でついに
左目が曇りガラスを入れたようになり、見えなくなった。
そのときは本当に心が動揺し、両目、同じ状況になればどうしようと
毎日、不安でいっぱいの日々であったが、
別の病院に改めて診療してもらうことになり行くと、「糖尿病として
確かに数値は高いですがじっくり付き合っていけば、怖い病でもありません。
しかし、焦らず、侮らずといった姿勢を持ってくださいと
言葉一つ、本当に大切だと思った。
それから5年、毎月その医師のところに検査にいく、昨年から血圧も
あがり、血糖値もかなり高くなて、改善どころか悪化の途をあゆんでいる。
それでも、あまりその医師は危機感を募らせることなく
「少し、薬を買えてみましょう」。と表情変えず、「がんばってみましょう」。と
だけ言う。
励ましの言葉、いかに大切か。
被災地では更に暮らしの先がみえない、将来が見えない不安のなかで
この寒波の中、仮設住宅での暮らしに耐える。
そういった人たちをどうささえ、励ましていけるのか。
自分が病気で悩むが故分かるような気がする。
むしろ、病気を持つゆえに理解できれば、糖尿病も悪くない。