ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

下町長田を歩けば

2012年02月08日 | Weblog
 震災で大きな被害を受けた長田区。
特に長田区のなかでも新長田周辺の地域が倒壊し
そして火災での被害は広範囲に至った。
 
新長田は神戸の副都心とも言われ、その町にある大正筋商店街、
それに連なる六間道商店街は戦前、戦後にかけおおいいに
にぎわった商店街のひとつで、妹尾河童氏の小説「少年H]でその周辺が
詳しく舞台となっており、克明に描写されている。

 偶然にも被災を免れた路地、長屋がつらなり、通リから路地に入ると
そこには、時間が静止したようであの災害も無かったように、
何年も変わらぬ生活がそこにある。

 今この周辺は大河ドラマの平清盛ブームにあやかり、町おこしを盛り上げようと
している。