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世界で最も秘密結社 |フリーメイソンの内部

2024-12-11 22:35:50 | 秘密結社 フリーメーソン、イルミナティ、秘密結社など、

世界で最も秘密結社 |フリーメイソンの内部

https://www.youtube.com/watch?v=UIP2UqA_LAM

 

 

(関連情報)

・フリーメーソン・イルミナティ・秘密結社 ここまでのまとめ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d52e37f7e9a7af44f93554ed333744b3

 

 


トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始  薩英戦争後、急接近 

2024-12-02 22:21:47 | 秘密結社 フリーメーソン、イルミナティ、秘密結社など、

トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始  三番目の兄、ジェイムズの来日 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1d738fd79252edd6002105d3dfce4dca
からの続き

 

五代が自分の命に代えても、薩摩藩とイギリスとの戦争を回避したいと思ってはみたものの、キューバ提督の率いるイギリス東洋艦隊は、文久三年六月二十七日、鹿児島錦江湾の海上に偉容を現した。 強力な長距離大砲を備えた七隻である。

ニール代理公使(中佐)もキューバ提督も、この偉容を目のあたりにすれば、薩摩藩主島津公が白旗を挙げて謝罪に来るものとばかり見くびっていた。

 

ところがどうも、ちょっと様子がおかしい。 白旗を立てて謝罪するふりをして、その実、英海軍と戦う気であると判断した。 

事実、薩摩藩ではスイカ売りに扮した決死きり込み隊を一隻の小舟に乗せ、旗艦ユーリアラス号に近づいてきた。

キューバ提督、ニール公使代理は彼らの緊迫した態度を見て、これみよがしにスイカを五、六十個のせているのはカモフラージュであることを一発で見破った。

 

このため、ユーリアス号のタラップを下すよう彼らが手真似しても、勿論タラップはおろさない。 「やはりバレたか」バレてもともとの彼らは仕方なく引き返していった。

ところが、これでいよいよ白旗を立ててくるものばかりと思っていると、薩摩藩主島津久光は戻って来た決死隊組へ「それではわが島津藩の武力の強さをたっぷりと思い知らせてやれ」との命令を下したのだ。

 

その少し前、「どうも薩摩藩には降参の気持ちなどないようだ」と判断した英国軍は、錦江湾内を遊弋(ゆうよく)していた薩摩藩の軍艦三隻を急襲し拿捕(だほ)した。これは大正解であった。

七月二日、自藩の船舶三隻が拿捕されたことを知るや、薩摩藩は「戦闘開始」の前触れもなく、英国艦隊を目がけて全砲台が一斉に火を吹いた。

この頃の薩摩藩は倒幕の思惑もあり、三百諸藩の中では一頭地を抜いた砲台をいくつか築いていた。 しかし、総合力ではせかいに冠たる英国艦隊の大砲が圧倒的に優れている事はいうまでもない。

 

それでも、英国艦隊に向けて刃を磨いていた薩摩藩の大砲は的確に旗艦ユーリアラス号と、陸地近くに碇泊していたパーシューズ号(九五〇トン)を捕らえ、瞬く間に艦長のスリング大佐と副艦長二人、それに七人の水夫が吹っ飛ばされてしまった。

これにはさすがの英国艦隊も大いに驚き、怒り、直ちに艦砲射撃を開始した。 この際、最新鋭のアームストロング砲を搭載していた旗艦ユーリアラス号は、幕府から受け取った賠償金を入れたドル箱が弾薬庫の前に山積みされていて、砲門を開くまでにかなりの時間がかかり、すぐに応戦できなかったという。

 

それでも世界一の海軍力を誇る英艦は、次々にアームストロング砲の火ぶたを切り、確実に薩摩藩の砲台を破壊し始めた。 そればかりではない。 英海軍の大砲の飛距離は薩摩藩の四倍にも達していたといわれており、砲台を破壊しただけではなく、鹿児島の街をも焼き始めた。

また英国のとっては有難いことに。折から強風が吹き始め、薩摩藩が自慢していた西洋式工場の集成館も火の海となってしまった。 英艦隊は上陸してさらに街中をすべて火の海にすべしとの意見も出た。

しかし、陸に上がると敵はどこから攻めてくるか分からず危険も大きい。 これで薩摩藩も自分たちの負け戦と分かった事だろうとの結論に達し、上陸はせず七月四日、英国艦隊は錦江湾から姿を消した。

 

しかし、この薩英戦をきっかけに両者は親密な間柄となった。 イギリス側は薩摩藩が予想していた以上に近代的武器を備え、死を恐れぬ闘魂魂を持っていること、また薩摩側はイギリスのアームストロング砲の強力さに感心し、今後イギリスとは仲良くしていこうと考えた。

事実、薩摩藩はこの後しばらくして、十数人の武士たちを留学生としてイギリスへ派遣している。 これにはグラバーが関与していたといわれている。

 

 

 

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28.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 ユダヤ教の改革者「イエス」https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5a59687effc144a4a42cebd426f7fd32

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30.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 ユダヤ教とローマ帝国を批判https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a80af1ec02338d0d1e22fc3167fd52bd

31.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 十字架の刑へhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a7daa23cef5788d216b6e087c44285f0

32.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 キリスト教の成立へhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/05f880160b3b1fbccbe979af67af478d

33.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 原始キリスト教団の活躍https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2467b848d6fa1869c7f478463bc770e0

34.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 アメリカのユダヤ贔屓https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/714c82f60bce4f34379f7f7998ae2cbb

35.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 イスラエル、中東戦争に連勝https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b5554f9ebe314a90c97bc105eae1ebdd

36.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 米国内で大活躍のイスラエル人https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a6d4bf8238ce1f4391b72d1d6cb825a1

37.トーマス・グラバー 第四章 グラバー長崎での活躍  茶の輸出を決心https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/da3eefe98934104161e2e20d70fbd755

38.トーマス・グラバー 第四章 グラバー長崎での活躍  茶の女商人、大浦慶https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/12684f6e7a20014012e3335a71a7cef4

39.トーマス・グラバー 第四章 グラバー長崎での活躍  茶葉の再生工場を建設https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b079ad539190a76d9a3b0e2e685e7fdf

40.トーマス・グラバー 第四章 グラバー長崎での活躍  五代才助に会うhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d62ff770c858327957e8dcd970415eb7

41.トーマス・グラバー 第四章 グラバー長崎での活躍  琉球王国の危うい歴史https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5204c5043191bb6155d8066f23d1b037

42.トーマス・グラバー 第四章 グラバー長崎での活躍  船舶を一隻受注https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/40288565c64b99bde0bc9817e1056752

43.トーマス・グラバー 第四章 グラバー長崎での活躍  横浜へ見学の旅https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c957375a45e4c830da89bf0cbd098b47

44.トーマス・グラバー 第四章 グラバー長崎での活躍  井伊大老の暗殺https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/21d3943978ef0e71d379b0b2189f7f08

45.トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始 イングランド号、無事薩摩藩に納入https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/19602b78ee78bbacb48e848e31a947bd

46.トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始 長崎一の茶葉工場稼働開始https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/db7bcc48925088ee0cd4228ac7403553

47.トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始 マッケンジーの仕事を引き継ぐ
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48.トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始 岩崎弥太郎、阪本竜馬に会うhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/bd632c979ef16f5c33935d21603f235e

49.トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始  船舶・武器輸出へhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e048230522a67d46bc0630450ef64190

50.トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始  茶葉工場の移動命令https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8acda48a5ffb018b5e09e2a6975dd8d3

51.トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始  グルームとパートナーを組むhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0ad3300c80406541bee9d8ce6eca4515

52.トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始  三番目の兄、ジェイムズの来日 
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1d738fd79252edd6002105d3dfce4dca

53.トーマス・グラバー 第五章 グラバー商会の稼働開始  薩英戦争後、急接近https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/afe1ee668a9bf159e94ece331f87b27a

 

 

 

このの来日、歴史的に貴重な写真、図、文献なども数多く掲載されている秀逸な作品ですが、それらをPDF化して皆さんに紹介することもできますが、著者と発行所の『長崎文献社』に敬意を払って、全てを紹介するのは、控えたいと考えております。

 

 

★ト-マス・グラバー ここまでの投稿記事一覧
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★フリーメーソン・イルミナティ・秘密結社 ここまでの記事一覧
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フリーメーソン・イルミナティ・秘密結社 ここまでの記事一覧(2024年11月3日)

2024-11-03 09:52:13 | 秘密結社 フリーメーソン、イルミナティ、秘密結社など、







 

 


・フリーメーソン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a6473d150793ed855d2092bca83217e0

・フリーメーソン年表
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e78e1a6aa748dc2a1cf88944666033f9

・フリーメーソン人名録(基本年代順)概要
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8a7696a91d139133b82a0f7da8bf7925

・フリーメーソン(分派)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5809b9012aa0fe4caabd5357942cd9b3

・中国(清)に進出したフリーメーソン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/753a6bc27abfadb73ee19501888ff6f4

・都市伝説・陰謀論を語る前に知るべき『イルミナティの歴史』
https://www.youtube.com/watch?v=TPudfZRFs5s

・映画 『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』 公式予告https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4ec5459ad4d81804dfb83ecb1d4de65f

・サバタイ派・フランキストとは何か
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/83dc7a8b2d527a7eb8b1ee3b0e5c4ebf

・ハザール王国
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0174267f87508fe1933ac4dc3fe5e0cf

・ユダヤ教の聖典とタルムード
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f475a6216f55bce31732d2c378158bf6

・秘密結社イルミナティと啓蒙思想、そしてフリーメーソンhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/99379628d151606e0abd60929462d284

・バーコードで管理されている人類
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ece88d2bbf1d64310e7720e2981a13a5

・イタリア統一運動とイルミナティ、そしてアルバート・パイクの世界統一思想https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e83fd662e0eaf27127efa1b25eb6b1aa

・西欧神秘主義とフリーメーソン 西欧文明に流れる始原(アルケー)への夢https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/158c1b959ffd61936a06920ddc8333e1

・薔薇十字団 ( ばらじゅうじだん 、 ( 独: Rosenkreuzer、ローゼンクロイツァー)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d973d086bbbbf9188a6472b89a36500b

・アルバート・パイクの世界大戦に関する予言
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6ac8c60a42df3daa26f8df5a4f7a0a62

・近代自然科学を先取りした薔薇十字運動
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1ca9ffd964a9ef28339578d0bf78dc34

・スカル&ボーンズ(米国版イルミナティ)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/838b2645668bec299e52924811ee39ca

・フリーメーソンと「百科事典」
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/24c8f895f413e807ff12894e9d467381

・植民地アメリカ合衆国とフリーメーソン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ae9b85808ea46414d369b35ad5864a63

・独立戦争の立役者となったフリーメーソンたち
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fce4b740b3a0d249bbcb2f323b6b0afc

・トマス・ペインとフリーメーソン精神
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/00adc1545e7bbb1b0444977ea6f806ec

・「独立宣言」が宣言した18世紀西欧の終結と「近代」の開幕
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/538d820399620488ae23e60c1742656a

・フリメーソン、フランクリンと科学技術
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2693c1548cdce48241e8132e71539801

・フランクリンの「フリ-メーソン外交」 アメリカ=フランス同盟条約https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/77f65a1d787e4261d239aade21748c72

・ワシントン 初代大統領就任 そしてホワイトハウスhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8077e3e2a43ab86755e9d01e38f4d81b

・ワシントンのオベリスク と ニューヨーク自由の女神像
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b3db089cb5537d5675667e4793657259

・アメリカ合衆国の国璽(こくじ)とフリーメーソン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6949f0fd37ab5891de4e5f52067bf336

・13人のフリーメーソン・アメリカ大統領
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/06baa9328f5c2ad107dadf41d950733f

・日本人初のフリーメーソン、西周と津田真道
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/81484a697a1ffab5cd1ede067a901d63

・知らずして新時代は来ない「英国の秘密」【新時代の扉】
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5c9da80977544f12781e310f2de540cf

・アメリカ フリーメーソン・サンディエゴ支部の最高幹部ミラー氏が、坂本竜馬とグラバーはフリーメーソンであったことを資料を見せながらTVで告白:証拠動画
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・【テンプル騎士団とフリーメイソン】Mr.都市伝説 関暁夫から皆さんへ考察
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・テンプル騎士団https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/85d871158e498cb8d678a4fc770e57b2

べネチアの黒い貴族 :人類史上絶対勝者のルーツ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/36e94891fabf4c5fdb3305a92ae5367c

秘密結社イルミナティと啓蒙思想、そしてフリーメーソン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/77966c8ba350e7be3fbc1b9a0b5820d4

 


 

(関連資料)

 

・サバタイ派・フランキストとは何か
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/83dc7a8b2d527a7eb8b1ee3b0e5c4ebf
・ハザール王国
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0174267f87508fe1933ac4dc3fe5e0cf
・ユダヤ教の聖典とタルムード
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f475a6216f55bce31732d2c378158bf6

・明治以降、日本語訳の旧約聖書に書かれなかった一節https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/02df639b5ab25372db80ce9dca89b4af

・ロスチャイルド財閥-92 団結の絆 タルムード ~プロトコールは本物~
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b279a199d9c6444cd8667256b93ebba2

・ロスチャイルド財閥ー91  プロトコール 「シオン長老の議定書」
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4fb7833b087ab8882497419caa331c74

 

・ロスチャイルド財閥ー85 ヴェネチアの黒い貴族: 人類史絶対勝者のルーツ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ee17d9c2af99e8fb646a1c44d6e8e129

・【世界権力シリーズ】 ベネチアの黒い貴族 デル・バンコ一族
https://www.youtube.com/watch?v=KI38_9MqJvo

・ロスチャイルド財閥-170   ゴールドマン・サックス(ロスチャイルド系) vs モルガン・スタンレー(ロックフェラー系)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/943febf0a3cf5585d1a3a0dae4ac09ca


・ユダヤ教(実は軍事同盟)とグローバリズム、そして軍需産業https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/703f7d4234db701908bfd7cbaa536e30

・ノアの呪いと黒人差別
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5717d0661572032c599ef59efd580a2e

・イスラム教もユダヤ教も教義は、自分たちが世界征服するワンワールド化が目標
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c3d70d0413c2f79c9e782733e2ddc704

・ロスチャイルド財閥ー228 「インナー・サークル」とは何か
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ce6b690a601bea00a7749fba07c889f2

・ロスチャイルド財閥-227  欧米エスタブリッシュメントとクラブ社会https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/985de3ba61419fc7ba568c368b343a33

・ロスチャイルド財閥-231 会員制ゴルフクラブ=バーニング・ツリー・クラブ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4674455bccb1011d6a668dd305f0b374

・スカル&ボーンズ(米国版イルミナティ)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/838b2645668bec299e52924811ee39ca
・ロスチャルド財閥ー229  裏の国際会議=ビルダーバーグ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4ce778f31927e7814c7591c08096bec0

・ロスチャイルド財閥-230 アメリカを操るイスラエルロビー・AIPAC
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a2d3149aa6cb24348d3a333e9f2f41d2

・ロスチャイルド財閥ー226 アメリカ新世紀プロジェクト(PNAC)とネオコンhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1c331c20783eeefd8d826780a5d38106

・ロスチャイルド財閥ー225 ネオコンの定義
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・ローマクラブ
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秘密結社イルミナティと啓蒙思想、そしてフリーメーソン

2024-11-03 08:17:20 | 秘密結社 フリーメーソン、イルミナティ、秘密結社など、

 

            イルミナティの創始者 
     アダム・ヴァイスハウスト(1748-1830?)



 

啓蒙思想

啓蒙思想(けいもうしそう、英: Enlightenment、仏: Lumières、独: Aufklärung)とは、理性による思考の普遍性と不変性を主張する思想。その主義性を強調して啓蒙主義(けいもうしゅぎ)ともいう[1]。

ヨーロッパ各国語の「啓蒙」にあたる単語を見て分かるように、原義は「光」あるいは「光で照らすこと」である[2]。自然の光(ラテン語: lumen naturale)としての理性を自ら用いて超自然的な偏見を取り払い、人間本来の理性の自立を促すという意味である。

時代的に先行するルネサンスを引き継ぐ側面もあり、科学革命や近代哲学の勃興とも連動し、一部重複もするが、一般的には専ら(経験論的)認識論、政治思想・社会思想や道徳哲学(倫理学)、文芸活動などを指すことが多い。

17世紀後半にグレートブリテン王国で興り、18世紀のヨーロッパにおいて主流となった。フランス王国で最も大きな政治的影響力を持ち、フランス革命に影響を与えたとされる。ヨーロッパで啓蒙思想が主流となっていた17世紀後半から18世紀にかけての時代のことを啓蒙時代という。 出所wiki

 

 

 

 

フリーメーソン

 啓蒙思想の落とし子である近代フリーメーソンの歴史は、1717年に始まります。 この頃のフリーメーソンのロッジのほとんどが居酒屋置かれていたことは、フリーメーソンがクラブとして発足したことを物語ってます。

クラブは、共通の趣味・関心を持つ男女が社交・娯楽・飲食を目的として集まる団体を意味しており、ほとんどのクラブは居酒屋で集会を開いていました。

グランド・ロッジ結成のための集会も、小規模で宴会を開くよりも大勢の方が賑やかでよろしいといった発想によるものであり、最初からフリーメーソン運動の組織化という構想はありませんでした。
 
1717年6月4日(聖ヨハネの日)に、ロンドンにあった4つのロッジが居酒屋「グース・アンド・グリドアイアン」に集まり、グランド・ロッジお結成しました。 近代フリーメーソンは、この時をもって発足しました。
 
「グランド・ロッジ」というのは、ロッジを統括するロッジという意味で、新しいロッジの創設を承認する権限が与えられました。

参加したロッジは、「アップル・トウリー」「クラウン」「ラマー・アンド・グレイプス」「グース・アンド・グリドアイアン」であり、すべて実在した居酒屋の名前をそのままとってます。 初代グランドマスターに選ばれたのは、アンソニーセイヤーでした。
 
マスターというのは、ロッジ運営の中心となる役職であり、グランド・マスターはグランド・ロッジのマスターという意味です。この段階では、フリーメーソンもロンドンに数あるクラブの一つであって、それほど大きな影響力をもっていたわけではありません。

会員数もスコットランドとイングランドを合わせても、せいぜい700人ほどであったと推定されています。しかし、グランド・ロッジが結成されると当時者も驚くほと大きな波紋を巻き起こします。 新しい加入者の中には、宴会だけを目的とする他に、思想的な面での整備を求める者も出てきました。

グランド・ロッジは、はやくも1721年にフリーメーソンの歴史・規約・目的に関する憲章作成の仕事に着手します。 グランド・ロッジは、長老派協会の牧師ジェイムズ・アンダーソンにその仕事を依頼し、アンダーソンは『ゴシック憲章』といわれる古いフリーメーソンの規約をもとに手際よく仕事を進めました。

作成された草稿は若干の修正を加えた以外はそのまま承認され、1723年に『フリーメーソン憲章』として出版されました。「歴史」「債務」「通則」からなるこの憲章は、思想的にはそれほど優れた内容ではありませんでしたが、その後のフリーメーソン運動の展開に於いて、極めて重要な役割を果たしました。
 
 


 
 
王室を巻き込んだフリーメーソンの発展
 
初期のイギリスのフリーメーソン運動に於いて、最も大きな影響力をもっていたのは、「近代フリーメーソンの父」と呼ばれるジャン・デザギュリエです。 彼は1717年のグランド・ロッジの結成から1723年までのフリーメーソン草創期に於いて指導的な役割を果たし,『フリーメーソン憲章』の「通則」作成にさいしてもアンダーソンに貴重な助言を与えています。

フランスのロシェルでプロテスタントの牧師の子として生まれたデザギュリエは、ナントの勅令の廃止とともにイギリスへ亡命。 オックスフォード大学のクライスト・チャーチ・カレッジに進み、「自然科学」に特に関心を寄せ、やがてアイザック・ニュートンの友人となり、ロイヤル・ソサイエティ(王立協会)の会員となります。

その聖職者・自然科学者としての経歴は、フリーメーソンの性格を考える上で重要な意味をもつことになります。彼は1719年に、ジョージ・ペインの後継として第三代グランド・マスターとなります。 彼のロッジ運営の手腕は高く評価され、疎遠になっていこうとした会員を呼び戻したり、貴族をかにゅさせたりし、発足して間もないフリーメーソン組織を軌道に乗せることに成功したのは、デザギュリエの力によるところが大きかったのです。

デザギュリエに『フリーメーソン憲章』を献じられたモンタギュ公爵が1721年にグランド・マスターとなり、それ以後は貴族がその要職を占めるようになります。その次のグランド・マスターとなるウォートン公爵フィリップは1698年に典型的なイギリスの貴族の家に生まれました。
 
1722年にウォートン公爵フィリップがグランド・マスターとなり、1730年代には待望の王族がフリーメーソンに加入してきます。1737年3月5日、ジョージ2世の長男長男であり皇太子であったフレデリック・ルーウィスが、ロンドンの宮殿で開かれた「臨時ロッジ」でフリーメーソンとなります。 主催者は座ギュリエ。
 
1738年には、『フリーメーソン憲章』の改訂版がでますが、アンダーソンはそれをフレデリックに献上しています。 しかし、フレデリックは王位に就くことなしに若死にしたため、彼の長男がジョージ3世として即位することになり、これ以後イギリスの王族は、フリーメーソンとの関係を持ち続けました。
 
 
 
 
 
 
ヨーロッパ大陸に進出するフリーメーソン
 
 
18世紀の初頭にイギリスで誕生した近代フリーメーソンは、瞬く間にヨーロッパに浸透していきました。 その背景として、当時のイギリスが政治的・経済的・文化的にヨーロッパ諸国の中で最も先進国であったからです。
 
政治的には名誉各目を経て一早く近代的な議会制度を確立し、経済的にはオランダとフランスとの植民地戦争に勝利をおさめ、オランダに代わって世界貿易の主導権を握り、17世紀後半から18世紀前半のギリスは栄光の頂点言いました。
 
文化的にはアイザック・ニュートンとジョン・ロックの登場でイギリスはヨーロッパの知的世界の中心的位置を占めていました。ただ、私が知らないだけかと思いますが、クラシック音楽・オペラ・絵画などの芸術面では?です。研究してみます。
 
フリーメーソンは、このイギリスの海外進出にともなって、世界に拡がっていきました。中世ではフランスの方がイギリスより何かと上でしたが、イギリス崇拝(アングロマニア)が最も高まっていたフランスに、フリーメーソンは入っていきます。
 
1725年にパリで最初のロッジが設立されます。1730年には、場所はロンドンですが『法の精神』で有名なモンテスキューがフリーメーソンに加入しています。 1736年には、パリにあった6つのロッジが合同して、ダーウェント。ウォーター卿をグランドマスターに選出しています。

グランドマスターの職務はやがてフランス人に受け継がれ、1738年にダンタン公爵、1743年にド・クレルモン伯爵が選出されます。 1740年代には、ロッジの数も22に増えています。 18世紀前半のフランスのフリーメーソン史は。アンドルー・マイケル・ラムゼイという特異な人物を生んでいます。
 
ラムゼイは、1686年頃にスコットランドのエアで生まれ、エジンバラ大学に進んだ後、オランダに行きます。 そこで神秘主義への関心を深め、1710年には神秘主義でカトリック神父であったフェヌロンの指導を受けるためにフランスのカンブレに行き、結局カトリックに入信します。
 
その後、ジェイムズ3世の子供たちの家庭教師としてローマに滞在したり、1728年にはギリスを訪れてオックスフォード大学から法学博士号を受けています。ラムゼイがグリーメーソンに加入したのは、1730年ロンドンの「ホーン・ロッジ」においてです。
 
彼は、フリーメーソンが中世の身分の低い石工職人の組合を起源に持つという見方を否定して,その起源が十字軍として遠征した王や騎士たちの結社『聖堂騎士団』にあると主張しました。 1737年にパリのグランド・ロッジでの有名な講演で提出されたこのラムゼイの見解は、歴史的な意味を持つものではありませんでしたが、

それまでの啓蒙主義・理神論・科学主義的なフリーメーソンに神秘的な要素を加えるものとして、広く受け入れられました。
 
 
 
 
 
 
グラントリアン(大東社)の創設
 
 
1756年には、ド・クレルモン伯爵をグランド・マスターとして、グランド・ロッジ(グラン・ロージェ・インタ-ナションル)が創設されます。 1771年、ド・クレルモン伯爵が亡くなり、ド・シャルトル
公爵(後の、ド・オルレアン公爵、平等主義者フィリップと呼ばれる)がグランド・マスターになると、フランスのフリーメーソンの改革・再編を目指す運動が起き、パリで新憲章を作成するための集会が開かれます。
 
さらに1773年には、グランド・ロッジの廃止とグラントリアンの創設が決定されます。グラントリアンの創設は、フランスのフリーメーソンのイギリスからの独立を意味するものでありました。イギリスのグランド・ロッジが神の存在と魂の不滅性を大前提としていたのに対して、グラントリアンはその前提を否定し、さらに急進的な無神論的な結社になっていきます。
 
オリアン(東)は、太陽が昇る方角として「光」を意味します。 フランスを導く「偉大な光」という期待がこの名称には込められています。 ド・シャルトル公爵は、ただちに居酒屋でロッジを開催することを禁じたり、入会に一定の基準を定めたり、意欲的に改革を進めました。
 
その結果・、多くの貴族・政治家・富裕商人・知識人がロッジに集まるようになりました。 当時は帝国主義の時代で、軍事行動、ビジネスに 王族・貴軍隊・大商人・金貸し・知識識人がかかわっていない筈がありません。そして植民地の現地人をどうやってコントロールするか? これが、フリーメーソンやユダヤ陰謀論につながっていると思われます。
 
ド・シャルトル公爵がグランド・マスターになったとき、104のロッジが登録されていました。その内訳は、パリに23、地方に71、軍事ロッジが10です。 1789年になるとパリに65,地方に442、植民地に39と合わせて600に膨れ上がります。
 
フランス革命の始まる時点で、ロッジ数600、会員数2万から3万の勢力を誇り、議会・軍隊・教会・宮廷から小さな町までいたるところにフリーメーソンがいました。

フリーメーソンがいかに政治活動とかかわりのない結社であると主張しても、これほどの組織と会員数を持っているだけでも政治結社ではないかという疑惑を持たれるのは十分です。
 
フランス革命の指導的原理であった「自由」「平等」「博愛」問標語もフリーメーソンに由来しています。実際革命後に、フランス議会にグラントリアンのメンバーが呼ばれた時、フランス革命は俺たちがやったと証言しています。登園フリーメーソンだけがやったというわけではありませんが関与はしていたという事です。
一方、王族であるがゆえに、ド・シャルル侯爵をはじめに王族・貴族のフリーメーソンも断頭台の露と消えています。
 
 
 
      フランス人権宣言           パリの自由の女神像
    「自由」「平等」「博愛」      (ローマ神話の自由の女神リベルタスをかたどった立像)
 
 
 
    ニューヨークの自由の女神像
 
アメリカ合衆国の独立100周年を記念して、フランスのフリーメーソンからアメリカ系フリーメーソンへの贈り物であったと wikiにも紹介されています。 右手には純金張りで象られた炎を擁するたいまつを空高く掲げ、左手にはアメリカ合衆国の独立記念日である「1776年7月4日」とローマ数字で刻印された銘板を持っています。
 
 
 
 


 
ドイツ啓蒙思想とフリーメーソン

フリーメーソンがイギリスからフランスに拡大した後、急速にヨーロッパ諸国に二ロッジが拡がっていきます。ドイツに最初のロッジが創設されたのは1737年であり、ハンブルグ、マンハイム、ライプツイヒ、フランクフルトに拡がっていきました。

ドイツのフリーメーソンは、イギリスとフランスを経由しており、ほぼ啓蒙思想と同義のものと理解されるようになっていました。 そのことは代表的な啓蒙専制君主といわれるフリードリヒ2世(大王)が、はやくも11738年にブラウン・シュバイクでフリーメーソンに加入したことで理解されます。
 
彼は1744年にグランド・ロッジ「3つの地球」を創設しています。 ドイツ啓蒙思想の頂点をなすゴットホルト・エフライム・レッシングが、フリーメーソンに強い関心を寄せ、みずから1771年にフリーメーソンに加入していることも、フリーメーソンと啓蒙思想との結びつきを象徴的に示しています。
 
彼の代表作の一つである『エルンストトファルク』は、「フリーメーソンのための対話」という副題がついていることから分かるように、その主題はフリーメーソンです。 みずからフリーメーソンとなったこの第一級の知識人は、1770年代のドイツにおけるフリーメーソンの現実の姿を冷徹な眼で批判しながら、真のフリーメーソンとは何かという問題を問いただしており、18世紀のフリーメーソン運動の成熟した形を示していると言えます。
 
レッシングの親友の一人に、クリストフ・フリードリヒ・ニコライという人物がいます。 彼がフリーメーソンの起源に関して、イギリスのフランシス・ベーコンの科学主義にあるという説を提出しています。
 
 
 
 
 
 
 秘密結社『イルミナティ』と創始者アダム・ヴァイスハウプト
 
 ドイツのフリーメーソン史は1770年代に極めて特異な結社を生みます。 ドイツのインゴルシュタット大学の教会法教授のアダム・ヴァイスハウプトが1776年にバイエルンで創設した啓明(啓蒙結社=イルミナティ)です。 フランス革命(1789年)の約10年前の事です。

 

ヴァイスハウプトは、1777年にみずからフリーソンに加入し、啓明結社をフリーメーソンの組織と運営を模して再編します。




フォン・クニッゲ男爵
(1752-1796)

 

ヴァイスハウプトとともに啓明結社の再編に参加したのが、フォン・クニッゲ男爵とヨハン・クリストフ・ボーデであり、ともに1764年にフォン・フントが創設した「厳しい戒律の儀礼」に属するフリーメーソンでした。

啓明結社の目的は、社会的な平等主義の徹底と会員の徳性の高揚によって社会改革を目指すことにあり、ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ、ヨハン・ゴットフリート・ヘルダーなど、多くの著名な文学者、知識人の関心を引き付けました。

ウィーンのフリーメーソン運動の指導者であり、モーツアルトの『魔笛』の成立にも影響のあった鉱物学者イグナーツ・ボルンもこの流れを汲むといわれています。

啓明結社は古代の密儀を模範としており、「養成」「フリーメーソン」「密儀」と三段階に区分された位階には、密儀という名称が直接使用されています。 第三位階はさらに「小密儀」と「大密儀」の二段階に区分されています。

古代趣味は、独特の会員名にも顕著に表れており、ヴァイスハウプトはスパルタクス、クニッゲはピロンという独自の会員名をもっていました。 さらにインゴルシュタットはエレウシス、オーストリアはエジプト、、ウィーンはローマと呼ばれました

独自の暦(こよみ)も持っており、月名も独特な名称がつけられていました。 会員は暗号を利用して手紙を交換していました。 フリーメーソン。のロッジを意味する この記号は。この啓明結社によって最初に使用されたものです。



イルミナティは、その目的を「知的に」有能な人々に世界を支配させ、「世界統一政府を作ることにある」とし、当時のもっとも聡明といわれた人々を含む2000人もの信奉者を集めたと言われています。

結社を結成した5月1日に、ヴァイスハウプトは『Novus Ordo Seclorum』という本を出版しています。
Novus Ordo Seclorum はラテン語で、英語では New World Order(ニューワールドオーダー) すなわち新世界秩序となります。 

私の知る限り,New World Order (新世界秩序)という言葉を最初に使ったのは、ルミナティを創設したアダム・ヴァイスハウプトです。

 

イルミナティ(啓明結社)の急進主義に不安を持った公開側は、バイエルン選帝侯を動かし、1748年に禁止令を出させることに成功します。 会員の多くは投獄されますが、ヴァイスハウプトのように国外へ脱出し、一時は2000名を誇った結社も、18世紀末までには消滅してしまいます。

この時、ヴァイスハウプトはアメリカに渡り、アメリカ初代大統領のフリーメーソンのジョージ・ワシントンは、ヴァイスハウプトであるという噂は今日も絶えることがありません。

 

    
 ジョージワシントンとアダム・ヴァイスハウプトは同一人物?   フリーメーソンだったジョージ・ワシントン

 



 

 

オーストリアのフリーメーソン全盛期が生む『魔笛』

オーストリアにもフリーメーソンは啓蒙主義とともに入ってきます。 マリア・テレジアの夫君となるロレーヌ公爵は、すでに1731年、オランダのハーグの「臨時ロッジ」においてフリーメーソンに加入しています。 


そのさい、マスターを務めたのがデザギュリエであり、オランダ大使として赴任中のチェスター・フィールド卿も同席しています。 のちにロレーヌ公爵は、ロバート・ウォルポール卿のノーフォークの館で開かれたロッジでマスターの位階を受けています。

1730年代はおーすとりあだけではなく、ヨーロッパ全土にフリーメーソンのロッジが創設された時期であり、さすがにこの動きを無視できなかったローマ教会は、1738年、教皇クレメンス12世の名でフリーメーソン禁止令を出しています。

フリーメーソンに加入したり、その思想を広めたり弁護士したりすれば、破門を以て対処するという厳しいものでしたが、この御禁止令の施行には国家元首の総人が必要でした。 オーストリアに於いてフリーメーソンが全面的に禁止されるのは、1764年になってからです。

1780年マリア・テレジアが亡くなり、ヨーゼフ2世がその後を継ぎます。プロイセンのフリードリ2世を啓蒙君主の鑑(かがみ)として尊敬していた彼はフリーメーソンにも寛容な態度でのぞんだため、その保護のもとでオーストリアのフリーメーソンは全盛期を迎えました。

知識人・芸術家・名門貴族・富裕商人などがぞくぞくと集まってきました。 フリーメーソン史の中でひときわ異彩を放っているモーツアルトの『魔笛』はその土壌のなかから生まれたものです。

 

 

 

 

これからのイルミナティ

設立者のアダム・ヴァイストハウプトは、当時「新世界秩序」という本を出版しました。

この中で、彼は「既成政府の廃絶と、世界統一政府の樹立」や「愛国心と民族意識の根絶」、「すべての宗教の撤廃」などを主張しています。

キリスト教的な社会から見ると、これは一種のアナーキズムです。 しかし別の方向からすれば、人種や宗教による人種差別のない世界を目指すユートピア論といえるかもしれません。

現在でも基本的な方向性に変わりはありませんが、目標に取り組む姿勢が大きく異なっています。

当初のイルミナティは「学者の知的サークル」といった言い合いの組織で、政治色もあまりありませんでした。

しかし、多くの組織がそうであるように、肥大化し、構成員が入れ替わっていくに従って、設立時の意識とはズレが生じ始めます。 

自由な学問追及を目指していた組織は、いつしか理想を現実化するためには手段を選ばない強硬な組織へと変貌を遂げていきます。

多くの陰謀論で指摘されているように、現在のイルミナティは政治や経済、医学からマスコミにまで介入し、人類を支配しようとしています。

彼らの行動はすでに自然の摂理を無視し、神を冒涜するレベルに達してきています。

悪魔が掲げる、新世界秩序によって全世界が支配される日は、もう,すぐ目の前にまで来ているのかも知しれません。

 

 

 

 

スカル&ボーンズ(米国版イルミナティ)

 

       スカル&ボーンズの紋章(Emblem)

 

 

スカル・アンド・ボーンズ(Skull and Bones、S&B、頭蓋骨と骨)は、アメリカのイエール大学にある秘密結社。 「The Brotherhood of Death」の異名がある。

会員名簿は公開されている。 

ウィリアム・ハンティントン・ラッセルが、アルフォンソ・タフトとともに従兄弟のサミュエル・ラッセルが1832年に設立した。また彼らは、ラッセル商会とカルパーリングをも創設した。当初は「エウロギアクラブ」という名前であった。                                               
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アルフォンソ・タフトは、ユリシーズグラント政権で司法長官と陸軍長官を務めました。 息子は第27代米国大統領のウィリアム・タフト。

ウィリアム・ラッセルは、ロスチャイルドとベアリングが支配する阿片貿易の利権を共有する麻薬貿易会社ラッセル社の一族です。


ラッセル社は、ブッシュ一族が経営する安価なトルコ産阿片を中国へ持ち込み、そこで得た資金で「マサチューセッツ銀行」(後のボストン・ファースト・ナショナル銀行)を設立しています。

スカル&ボーンズは、1856年には「ラッセル信託基金」の名の下に正規の法人格を取得。

 

ウィリアム・ラッセルがドイツに留学した際、イルミナティと接触し影響を受け、帰国後にその秘密の儀式を真似て設立されたのが、スカル&ボーンズ。

本場ドイツのイルミナティと異なるところは、スカル&ボーンズはWASP(ホワイト・アングリサクソン・プロテスタント)のみで構成されている点です。 優生学は共和党バックのロックフェラー財閥が始め、ナチス・ドイツに拡散したものです。

 

 

ですからWASPのみで構成された米国版イルミナティと呼ばれる理由です。初期のスカル&ボーンズは、阿片貿易で富を築いたニューイングランドの有力商人が中心でした。



1947年に撮影されたスカル&ボーンズのメンバー。時計の左隣にいるのが若き日の
パパ・ブッシュ



17世紀に最初にアメリカにやってきたピューリタンの末裔たちが第1グループとされ、ホイットニー家、ロード家、ワッズワース家、アレン家、バンディ家、アダムス家、スティムソン家、タフト家、ギルマン家、パーキンス家などがあります。

 

第2グループには、18世紀から19世紀に巨万の富を築いた名家のハリマン家、ロックフェラー家、ペイン家、タヴィソン家、ピルスベリー家、、ウェイヤハウザー家、そしてブッシュ家などがあります。



ウィリアム・ラッセルがドイツ留学から持ち帰ったもう一つのものが、ヘーゲルの弁証法です。スカル&ボーンズは、このヘーゲルの弁証法を戦略として採用しています。 

どのようなものかというと、まずテーゼ(定立)を立てて、それに対してアンチテーゼ(反定立)をぶつけて、ジンテーゼ(総合)を導き出すというものです。

 

 

自らの優位を導くために、世界の中に意図的に対立を引き起こし、緊張が窮まったところで、自分たちを有利に導く解決を提供するという方法です。これもイルミナティと同じです。

 


スカル&ボーンズはアメリカの教育界にも大きな影響を与えてきました。

 

 

ティモシー・ドワイトがイエール大学長、アンドリュー・ホワイトがコーネル大学の初代学長。 

ジョン・ロックフェラーはロックフェラー大学とシカゴ大学を創立。ダニエル・ギルマンはカリフォルニア大学とジョンズ・ホプキンス大学の初代学長になっています。

 

 

このギルマンがロックフェラーとたちと一般教育委員会を設立し、アメリカの学問を方向づけました。

またギルマンの愛弟子にジョン・デューイがおり、デューイはアメリカ「進歩主義教育運動」の思想的柱となっています。

 

 

このジョン・デューイの教育思想と理論は、戦後日本の教育にも多大な影響を与えています。

 

スカル&ボーンズの中でも特に重要な人物がヘンリー・L・スティムソンです。 

彼はセオドア・ルーズベルト、ウィリアム・タフト、ウッドロー・ウィルソン、カルビン・クーリッジ、ハーバート・フーバー、フランクリン・ルーズベルト、ハリー・トールと7人の大統領の側近を務めました。

 

 

彼は、原爆を製造したマンハッタン計画の最高責任者でもあります。

陸軍長官、国務長官を歴任したスティムソンは、陸軍省内でスカル&ボーンズのグループを結成しています。

 

 

ジョン・マックロイ、ロバート・ロヴェット、マクjy-ジ・バンディ、ウィリアム・バンディ、ディーン・エイクソン、ジョージ・マーシャル、アヴェレル・ハリマン、プレスコット・ブッシュなど世界大戦時の重要な閣僚たちが名を連ねています。

このグループが、第二次世界大戦前から戦後にかけての重要な戦略政策を練り、日独両国の占領政策の立案にあたりました。



 

また、このグループは、戦略事務局(OSS)を創設し、以後、その後身である中央情報局(CIA)はスカル&ボーンズ人脈を中心に構成されています。

その他に、スカル&ボーンズは大学、財団、銀行、石油会社なども傘下に擁し、政府機関にも幅広く人材を送り込んできました。

 

 

もちろん、9.11そしてイラク戦争時の共和党のジョージ・ブッシュはイエール大学卒のスカル&ボーンズ出身で、ジョージ・ブッシュと大統領選を戦った米民主党のジョン・フォーブス・ケリーもイエール大学卒のスカル&ボーンズ出身者です。



スカル&ボーンズ同士で、2004年アメリカの大統領選挙が行われていたのです。

 

 

 

ちなみにケリーは、大富豪を紹介する雑誌『フォーブス』を創立したフォーブス一族で、先祖は米国阿片会社ラッセル社の重役をしており、財産を築きました。 

 

ジョン・フォーヴス・ケリーも大富豪です。

今日のアメリカを影で操っているのは、国際金融財閥(ロスチャイルド、クーンローブ、ロックフェラー、モルガンなど)の他にメロン財閥、デュポン財閥、そしてスカル&ボーンズ人脈です。 

 

暇があればWikiでイエール大学を検索してごらんなさい。ノーベル諸受賞者の数も含め凄い名門大学です。

 

デュポン財閥
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5226329b578cb7902e701c57de715b54

 

 



(参考資料)

 

・サバタイ派・フランキストとは何か
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/83dc7a8b2d527a7eb8b1ee3b0e5c4ebf
・ハザール王国
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0174267f87508fe1933ac4dc3fe5e0cf
・ユダヤ教の聖典とタルムード
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f475a6216f55bce31732d2c378158bf6

・明治以降、日本語訳の旧約聖書に書かれなかった一節https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/02df639b5ab25372db80ce9dca89b4af

・ロスチャイルド財閥-92 団結の絆 タルムード ~プロトコールは本物~
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b279a199d9c6444cd8667256b93ebba2

・ロスチャイルド財閥ー91  プロトコール 「シオン長老の議定書」
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4fb7833b087ab8882497419caa331c74

 

・ロスチャイルド財閥ー85 ヴェネチアの黒い貴族: 人類史絶対勝者のルーツ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ee17d9c2af99e8fb646a1c44d6e8e129
・【世界権力シリーズ】 ベネチアの黒い貴族 デル・バンコ一族
https://www.youtube.com/watch?v=KI38_9MqJvo
・ロスチャイルド財閥-170   ゴールドマン・サックス(ロスチャイルド系) vs モルガン・スタンレー(ロックフェラー系)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/943febf0a3cf5585d1a3a0dae4ac09ca


・ユダヤ教(実は軍事同盟)とグローバリズム、そして軍需産業https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/703f7d4234db701908bfd7cbaa536e30

・ノアの呪いと黒人差別
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5717d0661572032c599ef59efd580a2e

・イスラム教もユダヤ教も教義は、自分たちが世界征服するワンワールド化が目標
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c3d70d0413c2f79c9e782733e2ddc704

 

 

 

★Renaissancejapanの自己紹介まとめ
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