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米ディズニー、興収世界首位を奪還 24年50億ドル突破

2025-01-03 20:36:52 | 音楽全般・ダンス・映画・アニメ、オペラ、クラシック、POP、


ディズニーの映画は「インサイド・ヘッド2」などヒットが続いている
(2024年12月、米フロリダ州)

 

【シリコンバレー=中藤玲】

ウォルト・ディズニーは2日、2024年の世界興行収入が54億6000万ドル(約8600億円)となり、世界首位になったと発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大後、映画スタジオでは初めて50億ドルを突破した。

 

米誌バラエティーによると23年は米ユニバーサル・ピクチャーズが首位で、ディズニーは15年以来の首位陥落となっていた。ディズニーは「数々の大ヒット作のおかげだ」と声明を出した。

24年の興行収入のうち、米国が22億3000万ドル、海外が32億3000万ドルだった。19年は100億ドル以上と推定され、その水準には届いていない。

 

映画の興行収入は10億ドルが大ヒットの目安となっている。

ディズニーは6月公開のアニメーション映画「インサイド・ヘッド2」が約17億ドルと、アニメ映画として「アナと雪の女王2」を抜いて歴代最高となった。

 

 

7月公開の「デッドプール&ウルヴァリン」は13億4000万ドルで、年齢制限のあるR指定映画では歴代最高となった。

11月公開の「モアナと伝説の海2」は9億ドルを超え、近く10億ドルを突破するとみられている。

 

23年は10億ドルを超えるディズニー作品が無く、米ユニバーサルが世界トップの座を奪った。

ユニバーサルは23年、「原爆の父」として知られる米物理学者の伝記映画「オッペンハイマー」やアニメ「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」がヒットした。

 

 

24年にディズニー映画が復活した一因として、保守派とリベラル派の価値観を巡る対立「文化戦争」から距離を置いたことで、幅広い顧客を得た可能性がある。

ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は23年に「近年はメッセージ性に偏りすぎていた。エンターテインメントという原点に立ち返る」と強調した。インサイド・ヘッド2では、性的少数者に関連する要素が削られたとも報じられている。

 

 

 

日経記事2025.1.3より引用

 

 


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