トランプ氏㊨はゼレンスキー氏について「この男は米国の後ろ盾がある限り平和を望んでいない」
と決めつけた=ロイター
【ワシントン=坂口幸裕】
トランプ米大統領は3日、ウクライナのゼレンスキー大統領を念頭に「誰かは取引をしたくないと思っているだろう。
取引したくないならその人物は長くはいられないと思う」と語った。ロシアとの停戦協議を拒めば大統領の辞任に発展する可能性に言及し、圧力をかけた。
ホワイトハウスで記者団の質問に答えた。トランプ氏に近い共和党のジョンソン下院議長やリンゼイ・グラム上院議員も米国とロシアとの停戦交渉に応じないなら辞任すべきだと提起している。
先の首脳会談に同席した米国のウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)も2日、ウクライナには「米国、ロシアと交渉し、停戦させられる指導者が必要だ」と踏み込んだ。ゼレンスキー氏の進退を想起させる表現で翻意を迫った。
トランプ氏は3日、ロシアの侵略に関し「この状況が早く終わるのを望んでいる。もう何年も続くのは見たくない。ゼレンスキー氏は戦争が長引くだろうと述べており、それは正しくない」と訴えた。
同日に自身のSNSにゼレンスキー氏について「米国はこれ以上我慢しないだろう」と投稿した。ゼレンスキー氏がロシアとの停戦は「まだかなり遠い」などと発言したことを念頭に「最悪の主張だ」と持論を唱えた。
同時に「この男は米国の後ろ盾がある限り平和を望んでいない」と決めつけた。トランプ政権は1月20日に発足後もウクライナへの武器供与を継続している。
政権内にはロシアによる将来の新たな戦争を防ぐには支援を維持すべきだとの意見も根強い。
停戦を急ぐトランプ氏は欧州にも矛先を向けた。「欧州はゼレンスキー氏との会談で米国なしでは仕事ができないと事もなげに表明した。
ロシアへの強さを示す意味であまり良い発言ではないだろう。彼らは何を考えているのか」と書き込んだ。
トランプ氏とゼレンスキー氏は2月28日に記者団を入れた会談冒頭で激しい口論になり、予定していたウクライナの資源権益に関する協定への署名を見送った。
トランプ氏は3日、記者団に協定はもう結ばないのかと問われ、連邦議会で計画する演説で「4日夜に知らせる。これは我々にとって素晴らしい取引だ」と唱えた。
ゼレンスキー氏について「彼はもっと感謝すべきだ。米国はウクライナを支えてきたからだ」と話した。
侵略を続けるロシアへの制裁解除を検討しているかと聞かれ「この戦争を終わらせるためには欧州を含むあらゆる国と取引するつもりだ」と否定しなかった。「ロシア、ウクライナと取引をしなければならない。欧州の同意も必要だ」と主張した。
資源協定にはゼレンスキー氏がかねて求めてきた安全保障支援の保証は盛り込まれていない。停戦後にロシアが軍事態勢を立て直して再侵略を狙うとの強い不信感がゼレンスキー氏にはあり、侵略抑止へ米国による担保にこだわる。
米紙ワシントン・ポスト電子版は1日、2月28日のトランプ氏とゼレンスキー氏の会談決裂を受け、トランプ政権がウクライナへの武器などの輸送打ち切りを検討していると報じた。
トランプ氏は停止するかと質問され「今はそのことを話しているわけではない。何が起こるか見てみよう」と述べるにとどめた。
軍事支援を停止すれば、ロシアが攻勢を強めて停戦交渉で一段と強気に出る可能性もある。

日経記事2025.3.4より引用
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このアホボン・トランプには、消えてもらうしかないな!
頭が悪すぎる!!