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日本特殊陶業系、宮城県で半導体関連の新工場 26年稼働

2024-12-10 18:26:06 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


NTKセラテックが宮城県富谷市に建設する新工場の完成予想図(同社提供)

 

日本特殊陶業の子会社のNTKセラテック(仙台市)は10日、半導体製造装置向けのセラミックス製品の新工場を宮城県富谷市に建設し、2026年12月に稼働させると発表した。

総投資額は数百億円規模になる見通し。半導体市場の拡大に備えて大幅な能力増強に踏み切る。

 

富谷市内の工業団地に12万4000平方メートルの用地を取得し、第1期として用地の約4分の1を使い地上2階建ての工場・厚生棟を建設する。

製造するのはシリコンウエハーを固定する「静電チャック」などのセラミックス製品で、東京エレクトロンなどの半導体製造装置メーカー向けに供給する。

 

NTKセラテックは仙台市や愛知県小牧市に計3工場を持つが、半導体市場の拡大で増産投資の判断を迫られていた。新工場は半導体市況をにらみながら30年ごろに向けて段階的に増設する計画で、最終的に同社の総生産能力は現在の2.5倍に増える。

新工場では操業開始時に200人規模が働き、このうち数十人を地元などから新規に雇用する考え。能力増強で就労者数はさらに100人規模で増える見通し。

 

10日の地鎮祭で同社の新海修会長は「新工場は最新技術を導入してより進化したものづくりを実現したい」と話した。

宮城県の村井嘉浩知事は来賓の挨拶で「富谷市をはじめとする地域経済の活性化や、県が掲げる『富県躍進』にも大きく貢献いただける」と述べた。

 
 
 

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日経記事2024.12.10より引用

 

 


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