建設中の都市高速鉄道(MRT)に設置する昇降機を受注した。台数・規模とも台湾では過去最大の案件になる
日立製作所は28日、台湾で建設中の都市高速鉄道(MRT)に設置するエレベーターなど昇降機147台を受注したと発表した。
受注額は非公表としているが、数十億円規模とみられる。昇降機関連では台数・金額ともに台湾では過去最大の案件になる。
現地で昇降機の製造・販売などを担う子会社、日立永大電梯を通じて、台北市から新北市にまたがり建設中のMRT向けにエレベーター41台、エスカレーター106台を受注した。
設置する全てのエレベーターには地震発生時の閉じ込めを防ぐ機能を搭載する。揺れを検知すると自動で最寄りの階に停止してドアを開く。日本と同様に台湾でも地震は多く、安全性への関心が高まっていることに対応した。