最近の もう少し前の事ではあるが、「蟷螂」、すなわち”MANTIS RELIGIOSA”(ウスバカマキリ)が驚くべき精巧さを備えた肉食昆虫である事ははっきりしている。意識的神経制御をはるかに超えたスピードを持ちながら、なおかつ、攻撃自体のコンピューター化に先立って、おのれの中枢神経系へ、めざす獲物の正確なサイズ、位置を文字通り「プレプログラミング」するという能力を進化させたのである。
例えば蝿などは、その十分の一のスピードでしか動けない。逃げ切れる確立はたったの5%なのだ。そして、恐らくそれも、プログラムを記憶領域に伝える作業から攻撃開始へ移るまでの一刹那における、ほとんど偶然の、従って幸運な動作の結果であるとしか考えられないのだ。マンティス・レリギオサに似た有機的組織体及びそのテクノロジーは、たしかに現実に存在する。
例えばイラク戦争でアメリカがイラク攻撃に使用した、「巡航ミサイル」などの兵器などは、この「蟷螂」の生態から生まれてきた産物なのであろう。注意深く見ていると、F-1カーやジェット戦闘機などの最新のテクノロジーにはこういった面の研究成果が取り込まれているものだ。F16’ファイティング・ファルコン’やロシアの’フォックス・バット’戦闘ヘリコプターなどにもだ・・・ 前にも書いたがスウェーデンに駐在した頃、SAAB(サーブ)の工場を見学した時、SAAB’ビゲン’や’ドラッケン’戦闘機も 見る機会があったがスウェーデン独自の技術が満載されていたように思えた。最も、20ミリバルカン砲は特許の関係などもあって、アメリカGE社の機関砲が装備されていた。一分間に600発以上も発射できる・・(早漏気味ですか?)攻撃された戦闘機など そのバルカン砲の20ミリ弾を一発食らっただけで一巻の終わりになる。
今日は・・これくらいで またね!
次は 希望を募るかな・・?